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特集展「出雲平野の弥生時代」-調査研究成果の最前線-

県内最大の平野である出雲平野。弥生時代には神門水海と呼ばれる湖が存在し、そこに弥生時代を通して人々が次第に進出してきました。
特に弥生時代の終わりから古墳時代の初めにかけては、九州や朝鮮半島との交流が活発になり、山陰地方でも随一の交易港が存在したと考えられています。
また、この時代の最後には、大量の土器を集落の周辺の溝に捨てる、という現象が各地の遺跡で認められ、大きな時代の変革もあったようです。

本展示では、古志本郷遺跡から出土した大量の土器を、実際に出土した状況を再現・展示したいと思っています。
出雲平野からの多くの出土品を展示する展示会場にて、是非この激動の時代を体感してみてください。


■会期:2010年12月17日(金)〜2011年2月14日(月)
■会期中の休館日:12月21日(火)、1月18日(火)
■会場:島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室

■観覧料(この展示は常設展チケットで観覧いただけます。)

常設展一般600円(団体480円)
大学生400円(団体320円)
小中高生200円(団体160円)

※団体は20名以上です。
※小・中・高生の学校教育活動での観覧は無料(観覧料減免申請書の提出が必要)です。
※障害者手帳をお持ちの方、及びその付添人(手帳保持者1人につき、1人まで)は無料です。
※古代出雲歴史博物館年間パスポートでご覧いただけます。→詳細はこちら


展示構成



第1章)弥生時代のはじまり
弥生時代とは、灌漑水田を伴う稲作や、そのための農具も大陸からもたらされ、社会の仕組みがそれ以前の縄文時代から格段の転換を遂げた時代です。
今回の展示では、土器から弥生時代の始まりを考えてみます。

第2章)平野に暮らす
弥生時代中期になると出雲平野の平野部は、ほぼ人が住みやすい安定した環境になっていたと考えられます。

第3章)弥生時代後期〜古墳時代前期の土器と出雲平野
弥生時代後期になると、山陰地方独自の土器スタイルが確立し、以後変化を遂げながら古墳時代前期まで同じ流れをくむ土器が作られます。
一方で、何らかの大きな社会変化が想定されている時期でもあります。

第4章)山陰有数の交易港
弥生時代後期から古墳時代前期の出雲平野の遺跡を特徴づけるものに、遠隔地からもたらされたと考えられる遺物があります。
中でも、朝鮮半島からもたらされた土器は、朝鮮半島に最も近い北部九州を除くと、日本の中でも他に例が無いほど集中して出土しています。

第5章)手工業生産の広がり
弥生時代の後期から古墳時代の前期の出雲平野では、各種の手工業生産を示す資料(鉄器・漆や朱などの赤色顔料)が多数出土するようになります。

第6章)弥生時代の木工
自然のままでは、ほどんど変化しない土器や石器に比べ、木で作った道具=木器は、多くが朽ちていきます。
ただし、地下水が豊富な場所では腐ることなく残ることがあるため、標高が低く、地下水位の高い出雲平野は木器の宝庫とも言うことができ、実際に数多く出土しています。


特別展示室の様子1
特別展示室の様子1
特別展示室の様子2
特別展示室の様子2
特別展示室の様子3
特別展示室の様子3

関連イベント



[連続講座]
・第1回「中野清水遺跡の調査」→詳細はこちら
[日時]2010年12月18日(土)13:30〜15:00

・第2回「古志本郷遺跡の調査」→詳細はこちら
[日時]2011年1月15日(土)13:30〜15:00

・第3回「転換期の出雲平野」→詳細はこちら
[日時]2011年2月6日(日)13:30〜15:00


[学芸員による展示案内]

[日時]2010年12月19日(日)、2011年1月9日(日)、1月29日(土)、2月5日(土)いずれも11:00〜/14:00〜

[参加費]常設展チケット、もしくは年間パスポートが必要です。
  

[ワークショップ]
弥生の職人技に挑戦!「弥生土器をつくってみよう!」 →詳細はこちら

[日時]2011年1月30日(日)13:30〜16:00


 
島根県立古代出雲歴史博物館 (開館時間アクセス)
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東99番地4
Phone: (0853)53-8600 Facsimile: (0853)53-5350