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わらべ歌1 彼岸坊主はどこの子

彼岸坊主はどこの子(植物の歌・江津市桜江町川越)

       収録・再話 酒井 董美(ただよし)(山陰民俗学会会長)

音声を聞く

彼岸坊主は どこの子
スギナのかかあの
オト息子−

解説

 歌い手は92歳の女性であった。昭和35年(1960)8月1日のことである。ツクシは春の彼岸時分に出るところから、この地方では「彼岸坊主」と呼んでいる。ツクシの頭が僧侶の頭のように丸いところからきた命名であろう。
 以前の国定教科書には

ぽかぽかと
あたたかい ひに
つくしの ぼうやは
めを だした
つくし だれのこ
すぎなの こ

という歌が掲載されていたことを思い出す。第二次世界大戦時代に小学生だった筆者の思い出であるが、この歌の心は、江津市の歌と同じであることに気づいたのである。


 
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