イベント
<ワークショップ>
山陰古墳研究の黎明-近代考古学研究の父・英国人ガウランドの足跡-
開催日
2015年09月19日
開催場所
古代出雲歴史博物館 講義室
明治時代、ウイリアム・ガウランド(英国人)も訪れた上塩冶築山古墳の横穴式石室と石棺
明治時代、西洋諸国から最先端の学問や文化、そして技術を有した多くのお雇い外国人が日本政府に招かれました。その一人であったウイリアム・ガウランドは、造幣局で冶金の専門技師として勤めながら、全国100ヵ所以上にのぼる古墳を調査しました。
また、多くの測量図や写真を記録し、英国ロンドンの大英博物館には、考古資料としての「ガウランド・コレクション」が収められています。
多くが展示され、入館する世界中の人の目に触れています。その中には、出雲の資料も含まれています。
今回のワークショップでは、山陰古墳研究の先駆けとなったウイリアム・ガウランドの出雲踏査の足跡をたどりながら一瀬和夫氏(京都橘大学)をリーダーとしたGowland Project(2011~2015年度)の研究成果を踏まえ、急速に近代化を遂げた明治期における出雲の古墳研究史を考えてみたいと思います。
[実施日] 2015年9月19日(土)13:00~17:00
※実施日は、上記の日にちで確定しました
[場所] 古代出雲歴史博物館 講義室
[定員] 100名(事前申込制)
[料金] 無料
時間 | 内容 |
13:00 | 開会挨拶 黒崎寿政(島根県立古代出雲歴史博物館館長) |
13:05 - 14:20 | 基調講演 「出雲におけるウイリアム・ガウランドの足跡」 渡邊貞幸(出雲弥生の森博物館館長) |
(休憩) |
14:30 - 15:00 | 報告1:「ロンドン古物学協会のノート」 竹村亮仁(京都府埋蔵文化財調査研究センター) |
15:00 - 15:30 | 報告2:「ガウランドの石室調査の足跡」 富山直人(神戸市教育委員会) |
(休憩) |
15:40 - 16:10 | 報告3:「ガウランド・コレクションの土器」 西村秀子(大手前大学史学研究所) | 16:10 - 17:00 | 対話: 「パブリック・アーケオロジーからみた出雲でのガウランド」 一瀬和夫(京都橘大学文学部教授)ほか 会場の参加者 |
主催
Gowland Project(リーダー:一瀬和夫京都橘大学文学部教授)
共催:島根県立古代出雲歴史博物館・島根県古代文化センター・出雲弥生の森博物館
後援:島根考古学会
お問い合せ:古代出雲歴史博物館 TEL0853-53-8600 FAX0853-53-5350