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イベント

10月17日~12月17日
常設展ミニ企画「うつわで探る出雲そばの歴史」

開催日
2018年10月17日

展示室の様子(いろんな割子)、荒木屋の屋台
展示室の様子(いろんな割子)、荒木屋の屋台
(画像中)左から<br>・江戸参府之節日記<br>・出雲国産物帳<br>・松平直政初陣之図<br>・出雲稽古知今図説<br>・雷電為右衛門と上位力士<br>・版木”蕎麦預”<br><br>(画像下)江戸参府節日記<br>寛文の大造営のさなかの、出雲大社の神職の出張日記。松江藩の寺社奉行所で、協議後に「蕎麦切」が振る舞われたという。
(画像中)左から
・江戸参府之節日記
・出雲国産物帳
・松平直政初陣之図
・出雲稽古知今図説
・雷電為右衛門と上位力士
・版木”蕎麦預”

(画像下)江戸参府節日記
寛文の大造営のさなかの、出雲大社の神職の出張日記。松江藩の寺社奉行所で、協議後に「蕎麦切」が振る舞われたという。

ソバは大昔から、わが国で栽培されてきましたが、うどんのように麺にして食べる(麺にしたそばを「そば切り」といいました)ようになったのは、室町時代の末頃、出雲にその製法が伝わったのは江戸初期、松平直政が信州松本から出雲に松平家初代藩主として入封した頃といわれています。

出雲そばは、栽培に適した山間部の気候風土にも恵まれ、約400年に及ぶ伝統の中で日本三大そばの一つに数えられるほど出雲を代表する味覚となりました。

また、その歴史のなかで、盛りつけるうつわも工夫改良され、約100年以上前、明治末期になって丸型、段重ねの割子がうまれました。

今日は、さまざまな形をした昔のうつわや記録をとおして、出雲そばの歴史を紹介します。


【展示一覧】
 ・陶製こね鉢(平和そば本店所蔵/昭和時代)
 ・現在の割子(羽根屋所蔵)
 ・ひと昔前の割子(羽根屋所蔵)
 ・ひと昔前の割子(平和そば本店所蔵)
 ・薬味入れ(羽根屋所蔵)
 ・献上蕎麦由来の記(仮称)(遠藤嘉右衛門文)(羽根屋所蔵/戦前)
 ・183年前の破籠(輪島塗)(雲南市可部屋集成館所蔵/天保6年)
 ・幕末の破籠(春慶塗)(雲南市可部屋集成館所蔵/幕末)
 ・割子(四角形)(羽根屋所蔵/明治初期)
 ・割子(八角形)(羽根屋所蔵/明治末期)
 ・割子(四角形)(平和そば本店所蔵/明治43年)
 ・版木”蕎麦預”(荒木屋所蔵/江戸時代)
 ・出雲新風土記 第一輯 味覚の巻(太田直行著/昭和13年)
 ・江戸参府之節日記(個人像/寛文6年)
 ・出雲国産物帳(江戸時代)
 ・松平直政初陣之図(陶山雅文作/明治時代)
 ・出雲稽古知今図説(渡部彜編/幕末)
 ・雷電為右衛門と上位力士(勝川春英作/享和1~2年)
 ・出雲はなぜ「割子そば」か? その謎に迫る(川上正夫著)


【会期】 2018年10月17日(水)~12月17日(月)
※会期中の休館日:11月27日(火)
 
【会場】 古代出雲歴史博物館 常設展テーマ別展示室

【料金】 常設展チケットまたは年間パスポートで観覧できます。

 

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