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イベント

令和3年12月22日から令和4年1月17日まで
新春企画「トラに願いを」

開催日
2021年12月22日

竹に虎
登録有形民俗文化財 藍板締木綿布 竹に虎

 2022年の干支は寅。これにちなみ、歴博の所蔵品の中からトラにちなんだ資料を展示します。

 中国の伝承では、端午の節句に、邪鬼の侵入を防ぐためにヨモギで作ったトラの人形を家の門にかけたり、五毒(サソリ・ムカデ・ヤモリ・ガマ・ヘビ)を食べるトラの絵を貼ったとされています。日本でも、子どもの健やかな成長を祈る縁起物として、張り子の虎などが飾られました。トラに禍や病を防ぐ願いをかけていたのです。

 2022年は当館が開館してから15周年という区切りの年です。新型コロナ感染症下の今、思うように旅行や娯楽などができない日々が続いていますが、新年にあたり今年が良い年になりますよう、トラにまつわる伝承にあやかりたいと思います。


【展示期間】
 令和3年12月22日(水)~令和4年1月17日(月)

【開館時間】
 9:00~17:00(最終入館は16:30)

【場  所】
 島根県立古代出雲歴史博物館 中央ロビー

【料  金】
 常設展の入場料金(一般620円、大学生410円、小中高生200円)でご覧いただけます。

【主な展示資料】
 1)登録有形民俗文化財 藍板締版木「竹に虎」(江戸時代末)
   現在のところ、出雲でしか確認されていない染色技法、藍板締の版木。
 2)登録有形民俗文化財 藍板締木綿布 竹に虎(江戸時代末)
   出雲藍板締により染色されたことが確認できる唯一の染色品。
 3)福神棟上祝之図 落合芳幾作 (慶応元年〈1865〉)
   七福神に見立てられた役者や虎が棟上式で餅まきをしている場面を描く。
 4)出雲張り子「虎」 高橋孝市作 (平成時代)
   昭和37年の年賀切手の図案にも採択された張り子の虎。

 

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