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イベント

島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸が国宝になりました。

開催日
2008年07月11日

 去る3月21日に国の文化審議会(会長 石澤良昭)が国宝に指定することを答申していた「島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸」が、平成20年7月10日付け官報告示で正式に国宝に指定されましたのでお知らせします。


告示内容
 名称・員数  島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸 三十九口
 所 有 者   国(文化庁)
 指定年月日  平成20年7月10日


指定概要
 平成8年に農道整備中に発見され、これまでに知られている中で最多となる39口の銅鐸が出土した。中型銅鐸の中に小型銅鐸を入れ子で埋納している状態が調査で確認された初めての例であり、複数埋納の具体的状況が調査された稀有な事例である。
 39口の中には同じ鋳型で造られた同笵銅鐸が多数ある。各地に同笵品が分布していることも明らかとなり、銅鐸の製作・移動を考える上で重要な知見をもたらした。また、絵画が表された銅鐸には畿内の銅鐸と異なる図様をもつものが含まれている。
 出雲の地で発見された本銅鐸群は、弥生時代の社会を知るうえで欠くことのできない重要な資料である。
 なお、国宝に指定される以前には平成11年6月7日付けで重要文化財(考古資料)に指定されている。



銅鐸の展示予定
・現品は、国(文化庁)から無償貸与を受け島根県立古代出雲歴史博物館で保管している。

 

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