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イベント

出雲大社境内遺跡出土品が重要文化財に!

開催日
2010年03月20日

宇豆柱(古代出雲歴史博物館中央ロビー)
宇豆柱(古代出雲歴史博物館中央ロビー)

2010年3月19日に開催された国の文化審議会で、島根県出雲大社境内遺跡出土品を重要文化財にするよう文部科学大臣に答申されました。
出雲大社境内遺跡出土品は、平成12~14年度に行われた発掘調査で出土した旧本殿の巨大な柱根とその関連遺物の一括資料です。
これらは、出雲大社の壮大な社殿建築造営の実態を示す貴重な資料であり、また、出雲大社および大社造りという独特な本殿形式の歴史を知る上でも価値が高く、この度の指定答申となりました。
旧本殿の柱痕は、いずれも直径1mを越えるスギの大材で、それぞれ3本一本組とした心御柱と宇豆柱(棟持柱)、合計6点です。古代出雲歴史博物館では、このうち宇豆柱3本一組を、中央ロビーで常設展示しているほか、柱穴に伴い出土した土器の一部(ただし5月末ごろまで展示していません)や、鉄製品の一部(複製品)などをテーマ別展示室「出雲大社と神々の国のまつり」で展示しています。

なお、古代出雲歴史博物館では、重要文化財答申を記念して、2010年4月3日(土)13時30分より次の講演会を予定しています。


宇豆柱重要文化財指定・発見10周年記念講演会
演題「出雲大社の建築考古学―掘立柱建物からみた神社本殿―」
講師:浅川滋男先生 鳥取環境大学教授
会場:古代出雲歴史博物館 講義室
定員:100名(要申込)
講演のお申し込みは「こちら」から

 

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