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イベント

「佐陀神能」、ユネスコ無形文化遺産決定登録記念展示(~2012/1/16)

開催日
2011年11月28日


「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づき、ユネスコ無形文化遺産代表一覧表記載について審議するため、第6回政府間委員会がインドネシアのバリで開催されました。
11月27日(日)に、日本から提案されていた重要無形民俗文化財「佐陀神能」がユネスコ無形文化遺産の代表一覧に記載されることが決定。
これを記念し、古代出雲歴史博物館では、重要無形民俗文化財「佐陀神能」のパネル展示・映像を公開しています。


[展示期間] →2012年1月16日(月)まで
会期中の休館日:2011年12月20日(火)
[場所] 情報交流室
[料金] 無料


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◆「佐陀神能」(さだしんのう)
重要無形民俗文化財「佐陀神能」
(区分)民俗芸能
(種別)神楽
(指定年月日)昭和51年5月4日
(保持団体)佐陀神能保存会(会長 宮川康秀氏)

(概要)
松江市鹿島町の佐太神社の祭礼の一つに、9月24日の夜の御座替(ござがえ)神事がある。この祭りは佐太神社の本殿三社はじめ境内各社の御神座の茣蓙を新しいものに取り替えるもので、その当日から翌日にかけて行われる神楽が「佐陀神能」である。

佐陀神能は、「七座」、「式三番」、「神能」の3部で構成されている。
「七座」は7番から成る舞である。面を着けず、演目に応じて手に鈴や剣、茣蓙などを持って舞うが、これは場を清め、神座を設け、神を迎えるといった、いわば祭式の次第を表したものである。

「式三番」は祝の舞いで、能の式三番の影響を受けて成立したものである。

「神能」は12番からなり、大蛇退治を主題とした「八重垣」や、佐太神社の神在祭の由緒を述べた「大社」など、古代の神話を題材とした着面の神話劇である。


(特徴)
・佐太神能は、400年近い伝統のある神楽であり、3部構成の形式など多かれ少なかれ出雲部の神楽に影響を与えている。
・「式三番」、「神能」は同社の神職が慶長年間(1596~1615)に京都で能を学び、その様式を取り入れて整理したと伝えられており、演目や登場人物の役(シテ、ワキ、ツレ、ワキツレ)、囃子方の構成(笛、小鼓、大鼓、太鼓)や謡にその特徴がうかがえる。

関連リンク
島根県報道発表資料(11月27日)

 

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