HOMEイベント > 《常設展示替え》出雲の陶芸--周藤国実コレクション--(2012/6/20→8/20)

イベント

《常設展示替え》
出雲の陶芸--周藤国実コレクション--(2012/6/20→8/20)

開催日
2012年06月21日


若き日に美術史の権威・桑原羊次郎に啓発を受けた故・周藤国実氏(松江市東出雲町)は、幻の磁器・意東焼ほか数々の資料を独力で蒐集、後生に伝えることに尽力され、平成14年(2002)には多数のコレクションを島根県に寄贈されました。
今回は周藤国実コレクションのうち、幕末から近代にかけて出雲地方の陶窯で製作された作品の数々を紹介します。



【展示期間】
2012年6月20日(水)→8月20日(月)
※会期中の休館日/7月17日(火)

【場所】常設展 テーマ別展示室

【料金】常設展チケットまたは年間パスポートで観覧できます。

意東焼【いとうやき】天保3年(1832)意宇郡下意東村(松江市東出雲町下意東)に開窯した松江藩の御用窯。

・染付草花図盃(そめつけ くさばなず さかづき/江戸時代)
・染付船通山大川図盃(そめつけ せんつうざん おおかわず さかづき/江戸時代)



塩谷焼【しおたにやき】嘉永年間(1848-54)、安来市広瀬町塩谷に開かれた窯。広瀬の素封家・秦荘右衛門が但馬の出石から陶工や絵付師を招いて本格的な経営を行なった。

・染付藤図鶴首徳利(そめつけ ふじず つるくび とっくり/江戸時代)
・染付鉄線蓮図鶴首徳利(そめつけ てっせんれんず つるくびとっくり/明治時代)
・染付草花図安心徳利(そめつけ くさばなず あんしんとっくり/江戸時代)



楽山焼【らくざんやき】延宝5年(1677)、松江松平家2代藩主・綱隆が、萩藩毛利氏に懇望して、萩焼の陶工・倉崎権兵衛を呼び寄せたのを起源とする。

・色絵司馬温公甕割図茶碗(いろえ しばおんこう かめわりず ちゃわん/江戸時代)



布志名焼【ふじなやき】寛延3年(1750)、舩木与次兵衛が意宇郡乃木村(松江市乃木福富町)から布志名村(同市玉湯町)に移住して開窯したのが始まりという。

・色絵羅漢図扁壺形花生(いろえ らかんず へんこなり はないけ/明治時代)
・色絵鴛鴦図扁壺形花生(いろえ えんおうず へんこなり はないけ/明治時代)
・黄釉瓢箪絵土瓶(おうゆう ひさごえ どびん/明治時代)
・呉須釉燭台(ごすゆう しょくだい/明治時代)
・色絵竹形茶碗(いろえ たけなり ちゃわん/明治時代)



 

ページトップ