津和野町の祭リスト

津和野町・畑迫村・木部村・小川村

※地区名は旧市町村名で表記しております。


地区名行事名行事日中心になる場所概要
津和野町茅の輪神事(大祓)6月30日弥栄神社永享年中に城の鬼門除けに祭ったのが始まりで、災厄除去の祭事。竹で作った輪に芽を巻いたものを吊し、参拝者はこの輪をくぐり形代を納めて礼拝する。
精霊流し(火籠流し)8月20日津和野川日蓮宗本性寺が中心となり明治初期に始められたが、檀家の数が減り一時中断されたのを地元商店会が復興した。1000個もの流し舟を流す。
流鏑馬神事(ヤブサメ)春の例祭日八幡宮馬場流鏑馬保存会が組織して行う行事。競技ではあるが勝敗はつけず、成績を残して後々の修練の参考とする。競技と共に、慰労詞、直会などを行う。(町指定無形民俗文化財)
ゑびす講11月20日〜23日(10日ゑびす、20日ゑびす)本町商店街商業儀礼として、商売繁盛を願う行事。平成6年から復興したもので、商工会などの協賛のもと行われる祭り行事。
津和野踊り(盆踊り)8月15日全域(以前 殿町)踊場中央にヤグラを組んで、高座で楽師(三味、唄など)が演奏し、その周囲で輪となって踊る。この踊りは祖先の霊を慰すために奨励されたという。(県指定無形民俗文化財)
畑迫村庚申講かのえ申の日頭屋宅この講が行われる頭屋の家は、祭壇を作り神像軸を掛け、神酒、洗米、米粉団子を供える。講員が拝礼し、直会を行い、酒を飲みながら一夜を話しあかす。以前は集落全体であったが現在は希望者のみの参加となった。
地鎮申シ(お日待)未定集落内祭神は天地の神といわれ、風水害防止、五穀豊穣、地区民安泰を祈るものとされている。祓主は法印で琵琶をひきながら教文を唱え、最後に数珠、錫鐘を振りながら行う。お日待、家祭りを一緒に行っている。
八朔参り(代参講)8月1日八朔の日講員宅(以前 代参家)年1回(8月1日八朔の日)の集落揃っての神詣行事。柿本人麿神社で、風水害、病気、害虫防止を祈る。以前は全員詣、代参であったが、現在では個人行事となっている。
田植囃(囃田)未定鳥井地区外3地区採幣を合図に囃歌に合せて、各役が、田植えを真似たものとされる踊りを行う。集落単独の行事であったが、現在は近郷の地区の応援で続けている。
木部村中曽野八幡宮例祭(御神事)9月23日(9月25日)中曽野八幡宮この祭事は神幸祭であり、先導、清払い、神職、社旗、巫子などの総勢41人の行列立ちである。人口減により、存続が危ぶまれている。四神鉾4本、八ツ旗8本ほかが出る。
茅の輪くぐり神事(大祓神事)6月30日中曽野八幡宮大祓神事に行われるもので、青竹の輪に茅を巻いた芳の輪を神社の正面に立て、唱文を唱えつつ輪をくぐる。
中山八幡宮例祭11月3日永森山八幡宮嘉慶2年、この地の住人甚六が、宿を乞うた老翁を葛根粉餅でもてなして、菩薩となったと言われ、社を建て祭り氏神としている。以来、祭りの際には葛根粉餅を供えることとされ、この餅を食べると一家息災に年を送れると言われている。
庚申講かのえ申の日頭屋宅毎年、頭屋となった家で、神を祭り、供物を並べる。講員は礼拝し、食膳、酒盛りとなる。60年目ごとに神官により、山に塚(榊木)が建てられお送りする祭り上げが行われる。
お日待(家祀り)不定頭屋宅五穀豊穣、家内安全を祈る宅神祭で、祭壇に神幣を立てる。講員は、持ち帰った神札を各家に祭り、同様に持ち帰った神幣、注連縄は荒神様に納める。
虫祈祷(虫除祭事)夏土用中(夏土用)中曽野八幡宮氏子全員社前に集り神官の祓詞に続いて、全員拝礼し、神輿をかついで社前を出発し、地区内を太鼓の音で廻り途中3ヶ所で休憩し、午後3時頃社前に帰り神を納め、直会の後帰途に着く。虫除神札、竹幣、榊枝を戴いて帰り、藁表を作り前の3品を束に立てて、取水口に置く習しが在る。
田植囃子行事(お田植祭り)10月3日中山八幡宮境内この行事は安芸国山県郡にあるものを習った田植え祭りで、えぶり、太鼓、植手の意気の合った動作と歌が特徴。
小川村奴踊り(奴道中)不定期(10月25日)後田(以前 天満宮例祭)行事の起りは、参勤交替の時、隊列を整え、武具を持って藩の威勢を示した“道行き”が初めとされ、奴とは旗本奴の意味である。神社の祭礼などで舞われていたものが、芸能化され現在に至っている。
日参さま毎日各家病気除去のための祭と言われており、祭神は氏神と荒神様。神酒、浄塩、洗米を供え祭り、毎朝、小祠を次の家にまわしていく。小祠は1m位の柱に神祠を取りつけたもので家の中心に据える。
地鎮申シ(家祭り)未定頭屋宅以前は法印により行われていたが、現在では各戸(希望者のみ)で行われる。祭壇に供物を並べ幣を榊につけて飾る。作物を風害・病虫害から守る目的や、或は家内安全、また悪病疫除けなどといったさまざまな目的がある。
観音講(観音参り)8月17日観音堂集落中央の観音堂にて、当年の頭屋を中心に、全員でお経を唱える。地区の平穏と民の無事息災を祈る。集落民全員で行う供養行事。

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