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お知らせ

7月10日から
速報展「考古学者 三木文雄氏のしごと」の開催

弥生時代の青銅器研究などの第一人者であった故三木文雄氏の資料(約5万点)が、平成17年島根県に寄贈されました。当館では、これらの資料の整理・リスト化を進めてきましたが、この度作業が完了し、調査研究や展示公開に活用できるようになりました。
今回は、「考古学者 三木文雄氏のしごと」として、速報展示を実施します。



1.展示期間・場所
島根県立古代出雲歴史博物館常設展(テーマ展示室)で、令和元年7月10日(水)から11月17日(日)まで速報展示をおこないます。
観覧には常設展入館料が必要です。


2.展示内容
三木氏が自ら採拓した1千点近い拓本の中から、選りすぐりの銅鐸拓本を展示します。





[主な展示品]

拓本 島根県松江市鹿島町志谷奥出土銅鐸/昭和49年(1974年)11月27日採拓/銅鐸原品:文化庁所蔵 当館保管

拓本 島根県松江市鹿島町志谷奥出土銅鐸    
昭和49年(1974年)11月27日採拓
銅鐸原品:文化庁所蔵 当館保管




拓本 伝讃岐国出土(国宝)/銅鐸原品:東京国立博物館所蔵

拓本 伝讃岐国出土(国宝)
銅鐸原品:東京国立博物館所蔵





3.資料閲覧・掲載等について
調査・研究等を目的として、三木文雄資料の閲覧・掲載等ができるようになりました。下記「三木文雄資料の公開について」を参照の上、申請してください。

※「三木文雄資料の公開について」



4.問合せ先
島根県立古代出雲歴史博物館 学芸情報課
TEL:0853-53-8605  FAX:0853-53-5350




 
<参考>
三木文雄氏/米カリフォルニアにて 昭和35年(1960)
三木文雄氏略歴
明治44年(1911)徳島県に生まれる
昭和11年(1936)國學院大学文学部国史学科卒業
東京帝室博物館研究員
昭和42年(1967)東京国立博物館考古課長
昭和45年(1970)文学博士(国学院大学)
昭和48年(1973)退官
共立女子大学、立正大学、東京学芸大学講師など歴任
平成15年(2003)10月26日 逝去



[主な著作]
昭和30年(1955)「銅鐸」 日本考古学講座第4巻 『弥生時代』 河出書房
昭和42年(1967)『はにわ』 日本の美術19 至文堂
昭和44年(1969)『神戸市櫻ヶ丘銅鐸銅戈調査報告書』(共著) 兵庫県文化財調査報告書第一冊
昭和48年(1973)『銅鐸』 日本の美術88  至文堂
昭和49年(1974)『流水文銅鐸の研究』 吉川弘文館
昭和58年(1983)『銅鐸』 柏書房株式会社
平成7年(1995)『日本出土青銅器の研究―剣・戈・矛・鏡・銅鐸』 第一書房



三木文雄資料整理・収蔵状況

三木文雄資料整理・収蔵状況

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