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お知らせ

企画展「出雲神楽」の開催について

 島根県立古代出雲歴史博物館では、令和5年3月24日(金)から、下記のとおり企画展「出雲神楽」を開催しますのでご案内いたします。



1.開催趣旨
 神楽は島根県を代表する民俗芸能のひとつです。出雲神楽は現在、県東部の出雲地域で約70団体によって伝承されています。
 出雲には「神話の国」というイメージが広く浸透していますが、出雲神楽に対しても、国譲りや大蛇退治などの記紀神話をモチーフとした仮面劇を連想する人は多いかもしれません。しかし、地元では神話や伝説を題材にした娯楽的な演目とともに、儀式的な演目や、神がかりにより神の声を聞く「託宣(たくせん)神事」も受け継がれてきました。
 本展では、出雲神楽の歴史や特色を物語る史料、地域色豊かな神楽面などの道具類を通して、出雲の人びとと神楽との関係、地域に根付いた芸能として今に生きる出雲神楽の姿に迫ります。

2.会  期
 令和5年3月24日(金)~令和5年5月21日(日)
 ※会期中の休館日:4月18日(火)、5月9日(火)

3.開館時間
 9:00~18:00(最終入館17:30)
 ※3月24日(金)は当展覧会会場のみ10:00開場

4.会  場
 島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室

5.観覧料
 一般/700円(560円)、大学生/400円(320円)、小中高生/200円(160円)
 ※( )内は20名以上の団体観覧料

6.関連講座
 ①「「出雲神楽」とは」
  日時/3月25日(土)10:00~11:30
  講師/山路興造氏(元島根県文化財保護審議会 会長)

 ②「近世の出雲大社と出雲市域における神楽」
  日時/4月1日(土)10:00~11:30
  講師/錦織稔之 氏(島根大学 准教授)

 ③「神道大社教神楽師と神代神楽本部 -近代における出雲神楽の担い手-」
  日時/4月22日(土)10:00~11:30
  講師/中野洋平 氏(島根県立大学 准教授)

 ※会場は全て古代出雲歴史博物館 講義室、定員各60名、参加無料です。
 ※オンラインで同時配信します。オンライン受講、会場での受講ともに事前申込が必要です。
 ※受講をご希望の方は、電話・FAX・申込フォーム(しまね電子申請)のいずれかで事前にお申込みください。定員になり次第締切りとなります。
  電話/0853-53-8600、FAX/0853-53-5350

7.ギャラリートーク
 学芸員による展示解説
 第1回:4月1日(土)14:00~15:00 終了しました。
 第2回:5月7日(日)14:00~15:00 定員に達しました。
 定員/各回20名(先着順)

 ※参加には企画展観覧券もしくは当館ミュージアムパスポートが必要です。
 ※申込まれた方は当日の開始時間に特別展示室入口付近にお集まりください。

8.体験イベント(「れきはく春まつり」のイベントとして開催)
 神楽舞台を飾る「切り飾り」づくり
 日時/4月16日(日)10:00~15:00
 場所/古代出雲歴史博物館 エントランスホール
 定員/なし(事前申込不要)
 参加費/無料


9.神楽上演(「れきはく春まつり」のイベントとして開催)
 出演/出雲市内の神楽団体から2団体(調整中)
 日時/4月16日(日)10:00~、13:00~(2回公演)
 場所/古代出雲歴史博物館 風土記の庭(雨天中止)
 共催/出雲市無形文化財連絡協議会
 定員/なし(事前申込不要)
 観覧料/無料


10.開会式
 日時/3月24日(金)9:00~
 場所/古代出雲歴史博物館 中央ロビー
 内容/主催者挨拶、来賓挨拶、来賓紹介、学芸員による展示解説、神楽演舞、テープカット



◆新型コロナウイルス感染症の影響により変更や中止となる場合があります。
◆最新情報は当館ホームページでご確認ください。



主な展示品



大蛇面


大蛇(おろち)面
許曽志(こそし)神社(松江市)蔵



大史面


大史(たいし)面
山王寺本郷神楽社中(雲南市大東町)蔵
古代鉄歌謡館寄託



八頭の幕蛇


奥飯石神職神楽〈 八頭(やとう) 〉の幕蛇(まくじゃ) 飯南町



素盞のトカゲ蛇


唐川神楽〈 素盞(すさ) 〉のトカゲ蛇(じゃ) 出雲市



蛇頭


蛇頭(じゃがしら)
出雲市蔵



御託宣神事


大原神職神楽「御託宣神事」 雲南市



榊の面


「猿田三番(さださんばん)の舞」太玉(ふとだま)之神 榊の面
個人(松江市鹿島町)蔵






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