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   よくある質問と回答

 
質問.銅鐸の色
 たくさんある銅鐸の中には何かで削られたものがあって、その削られたところは金色をしていました。
実は、表面だけがさびたような濃い色をしていて、中身は金色なんですか?
他の青銅器も削ると中身は金色ですか?
 
  
 
回答. 錆びると青緑色になります

錆の進行具合にもよりますが、青銅器の場合、錆びると青緑色になります。一般的に言って、表面は空気にさらされているため、すぐに錆びて青くなりますが、中心部分はできあがった当時の金属の色が残っている場合が多いです。

青銅器は、ほとんどの場合、銅・スズ・鉛の合金で、銅が80〜90%、スズが10%前後、鉛が数%の割合で構成されています。できあがったときの本来の色は金色です。ただし、スズの含有率が多いほど、銀色が少し強くなります。

加茂岩倉遺跡や荒神谷遺跡の青銅器は、もともと金色でしたが、2000年前後の間、土の中に眠っていたため、今は青く錆びてしまいました。
博物館では、これ以上錆が進行しないように、余分な錆をクリーニングして、化学的な保存処理を行い、展示室の湿度・温度を管理して、未来に残す努力をしています。
 
 
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