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国宝指定記念特別陳列「加茂岩倉銅鐸の世界展」

国の文化審議会は、加茂岩倉遺跡出土銅鐸39個について重要文化財から国宝へと格上げすることを答申しました。
これにより「国宝 島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸」が誕生することになりました。
これらの銅鐸は、1996年の発見以来、地元雲南市をはじめ関係諸機関協力のもと、発掘調査・報告書作成・保存修復・調査研究が行われ、昨春の古代出雲歴史博物館の開館により、念願であった39個全ての銅鐸を常時展示公開することができるようになりました。
今回の特別陳列は、新たに国宝に加わったことを記念して開催するものです。銅鐸を、ふだん公開することの稀な貴重な関連資料とともに展示し、文様表現の巧み、製作技法の妙など、銅鐸そのものの魅力についてご紹介いたします。銅鐸にいつもより一歩近づき、いろいろな角度からじっくりとご鑑賞いただけるこの機に、銅鐸が有する豊かな個性と、秘められた魅力を発見していただきたく存じます。
■会 場
 島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室(860㎡のうち約230㎡)
 ※特集展「絵でみる考古学―早川和子 原画展」と特集展「石見銀山 遺跡世界遺産登録1周年記念 石州銀展」と同時開催

■観覧料
 常設展観覧料のみでご覧いただけます。

■主な展示品
 加茂岩倉遺跡出土銅鐸 、加茂岩倉遺跡銅鐸の拓本およびX線写真
 加茂岩倉銅鐸入れ子状態の分かる土、複製文化財製作関連資料
 同笵銅鐸関連資料など。

35号銅鐸 23号銅鐸
35号銅鐸 23号銅鐸
 なお常設展示 (テーマ別展示室「青銅器と金色の大刀」)では複製文化財を展示します。

■図録など
 すべての銅鐸写真を掲載したパンフレット(カラーA4版4p)を製作し会場にて無料配布します。
 また『荒神谷遺跡/加茂岩倉遺跡 青銅器大量埋納の遺跡』(2002年刊行)を復刊しミュージアムショップにて販売します。

■関連イベント
●6/15(日)連続講座1「加茂岩倉銅鐸発見の意義」奈良文化財研究所 難波洋三氏(古代出雲歴史博物館講義室/100名)
申込はこちらまで
●6/22(日)連続講座2「加茂岩倉銅鐸の保存修復」奈良文化財研究所 肥塚隆保氏(古代出雲歴史博物館講義室・先着100名)
申込はこちらまで
 ※聴講は無料ですが、事前予約が必要。残席あれば当日受付も可。
●遺跡探訪バスツアー「青銅器出土地を訪ねて」6/8(日)…終了、7/6(日)…終了

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