おもな展示作品
両手を挙げる女性 松江市岩屋後古墳出土(東京国立博物館蔵)Image:TNM Image Archives明治時代に発見され、旧帝室博物館(東京国立博物館)に収蔵された人物埴輪4体が、約25年ぶりに里帰りする。
【重要美術品】鹿 鳥取県東伯郡北栄町・上下(はした)213号墳出土(鳥取大学蔵)鳥取県立博物館保管斑点の彩色がかわいらしい鹿埴輪。ちょっと首をかしげている。
巫女 茨城県水戸市出土(東京国立博物館蔵)Image:TNM Image Archives何かを捧げ持っている姿。顔の文様は入れ墨を表していると言われる。
【大山町指定保護文化財】猿 鳥取県大山町ハンボ塚古墳出土(大山町蔵)永らく人物とされていた埴輪。同古墳の人物埴輪とは作り方が異なるので、今回は猿として紹介。顔は赤く塗ってある。
【重要文化財】馬 埼玉県熊谷市出土(東京国立博物館蔵)Image:TNM Image Archives最も整った馬形埴輪としてよく紹介される。
大刀 神奈川県横浜市瀬戸ヶ谷古墳出土(東京国立博物館蔵)Image:TNM Image Archives玉纏(たままきの)大刀と呼ばれる華麗な装飾を持つ大刀を表現した埴輪。有力豪族のみが持つことを許された大刀である。その形状が何を表現したのか不明であった頃は、消火器形埴輪とも呼ばれた。
岩佐新「埴輪スケッチ」水彩 1958年(島根県立美術館蔵)洋画家・美術評論家である岩佐新(安来市伯太町出身)が描いた埴輪スケッチ51枚のうち10枚を展示。岩佐は、石橋正二郎(株式会社ブリヂストンタイヤの創業者で、美術蒐集家)のブレーンとして活躍、そのコレクション管理やブリヂストン美術館の事業に携わった。
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