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イベント

ミニ企画「神在月と縁結び」

開催期間
2022年11月02日~2022年12月19日
開催場所
古代出雲歴史博物館 常設展示室

 旧暦10月、「神在月」の出雲では、全国から参集された八百万の神々が、男女の縁をはじめ様々なことを話し合われると言い伝えられています。
 今回は、昔の人びとが思い描いた神議(かみはか)りの様子とともに、男女の縁結び以外のご縁についても紹介します。

               記

1.展示期間 令和4年11月2日(水)~令和4年12月19日(月)

2.開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30)

3.会  場 島根県立古代出雲歴史博物館 常設展示室

4.料  金 常設展の入場料金でご覧いただけます。(追加料金はかかりません。)(一般620円、大学生410円、小中高生200円)

5.主な展示品
(1)出雲国大社之図(いずものくにたいしゃのず)  歌川国久  文久2年(1862)
   出雲大社に参集した神々が、独身の男女の名前を記した札をもとに組み合わせを決定していく様子をユーモラスに描く。

(2)願開舟図(がんびらきぶねのず)・和歌 由来  明治7年(1874)
   図 :佐草文清(ふみきよ)(出雲大社神職、元北島国造附き上官)  
   和歌:北島全孝(たけのり)(北島家75代出雲国造)
   由来:千家尊福(たかとみ)(千家家80代出雲国造)

   天明元年(1781)、土佐国本山村(高知県本山町)で疫病が流行、地元の郷士・志和九郎左衛門は大国主神に日々祈りをささげていたところ、やがて終息した。10月、彼はそのお礼として賽銭を添えた小舟を川に流した。
   2年後の天明3年4月27日、稲佐の浜に小舟が漂着しているのが発見された。太平洋側の土佐から日本海側の出雲に小舟が自力で漂着することは、海流からすれば困難。恐らく海上で小舟を見かけた漁船や廻船の人びとによって、善意の継ぎ送りが行われたのだろう。はからずも小舟を通じて多くの人々の縁が結ばれた興味深い事例。

お問い合せ:古代出雲歴史博物館 電話0853-53-8600

 

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