吉賀町の祭リスト

柿木村七日市・朝倉村・六日市村・蔵木村

※地区名は旧市町村名で表記しております。


地区名行事名行事日中心になる場所概要
柿木村ひゃくとうお盆ごろ(年2回)水田の畔お盆の頃、各家から、豆ガラ、藁等を持ちより、夕方、田の畔にて一斉に火をつける。無病息災を祈念して行うとされ、火が燃えつきると、それを家に持ち帰る。
十八日もうし(スイパ祭)3月18日河内神社亀田の水穴の完成に尽した羽生、青江両氏の功績を感謝する祭りで、両氏を奉った河内神社で、神事、直会を行う。直会には全戸全員が参加し、必ずスイバとワサビが出される。
地主様旧暦12月1日 どぶろくを御神体とし、昨年に仕込んでおいたどぶろくのカメを開け、その酒の量で来年の稲作を占う。その後、新しい酒で直会を行う。
下須の萬歳祭12月第1土曜、日曜日頭屋宅1日目には夜明け前に餅をつき、神事の後「餅くい」の行事を行う。2日目には各集落から3名ずつの代表が出て「飯くい」の行事を行う。高さ8寸の高飯を食べ、最後には「椀かくし」によって、食べる側と給仕側の椀の取り合いを行う。終了後は幣籤による次期頭屋決定。その後代表が「萬歳楽、萬歳楽、萬歳楽」と3回唱えて舞う。(県指定無形民俗文化財)
地区名行事名行事日中心になる場所概要
七日市大般若法会夏の土用の頃各地区集会所真田地区(田丸、七村、桟敷)で、毎年地区の豊作を祈り、大般若法会が行われる。観音寺が廃寺となった現在、大般若経は田丸の山祗神社の土蔵に保管されている。
数珠繰り(念仏講、百万べー、百万遍)毎年8月7日頭屋宅組内の小道の草刈り等の道造りを行った後、頭屋宅で数珠繰りを行う。大数珠の輪の中に数をかぞえる者、念仏鐘をたたく者が入る。それが終ると直会を行い、組内の決め事を話し合う。
高尻冬申し・夏申し正月土用入後の戊巳の日三島神社、頭屋宅実地調査参照
念仏講(時念仏)1月16日、5月16日、9月16日頭屋宅講に参加している10戸で行う。組内の各精霊に対しての念仏、組内の無縁仏に対しての念仏、頭屋の先祖代々の精霊に対しての念仏の3つがある。
春申し1月4日頭屋宅伊勢原地区の春申しは、伊勢原・明地組で行われていたものに、現在幅井谷が加わり行われている。午後、頭屋宅にて直会を行い、地区の取決を行う。
朝倉村御廻祭(虫送り)7月15日頃注連川地区1戸から1人以上が参加して、神輿をかついで注連川全域を廻る。休台ごとに神職が祝詞を上げる。現在では、参加者が減少し昔のにぎわいは見られない。
社日申し春分秋分に近い戊の日頭屋宅頭屋宅にて話し合いを行い、地区の決事を行う。その際、各戸3合の米を持ちより夕食の経費に充てる。以前は春・秋の2回行っていたが、現在では春の1回のみ。
山の神の祭2月9日世話人の家昔は神職を招いてお祭りをしていた。この日は山に行かない日とされ、山師達は集まって酒を呑む。
六日市村大元申し1月吉日(不定)頭屋宅当年の豊作と各家の安全祈願のための神迎の祭、神職と頭屋、各屋敷主人が集まり、大元神社の大杉の前の土中から取り出した水器の中の推量を見て、その年が豊作か凶作であるかを見定め、当年の耕作、田植え等について話し合う。参加者一同で盃を飲みまわした後、来年の頭屋への引き渡しを行い、その後直会となる。
蔵木村オイトコ餅星坂妙見祭の日(秋)頭屋宅以前は、籾播きを終えて、初めての雨の日の朝に行われていた。男だけの餅搗で、部落の和と豊作を祈念して行われる。現在では人数減少により、女性も参加し、餅搗終了後、妙見祭へ行くのが慣しとなっている。
秋申し12月第1日曜日 大山祇神、水波能女神、其の他、各神を言上、豊穣礼言と来年を祈り、さらに荒神祭といった祭を行う。神職の講話後、直会を行い、この時、来年の頭屋への引継ぎがなされ杯を交わす。
雨乞い神事(水源祭り)6月最終日曜日大蛇ヶ池いかなる旱魃にも水は枯れることがないという大蛇ヶ池の伝説に基き行われる雨乞い。神主が一週間社に籠り、満願の日に氏子がわら蛇を持って練り歩き、大蛇ヶ池の水にそれをつけ、隆雨を祈願する。

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