特別展 子ども/おもちゃの博覧会
会期観覧料展示品紹介イベント
おもちゃは子どもたちの遊び道具として非常に身近なものであり、大人にとっても少年少女時代の懐かしい思い出を象徴する存在といえます。
日本において、おもちゃは江戸時代から商品として生産されはじめ、明治時代には海外から近代的な素材や技術、考え方が紹介され大きな変化を遂げました。
その後も、戦争や高度成長期におけるマスメディアの普及など、おもちゃは世相を反映して変化を続けてきました。
本展では、国立民族学博物館(大阪府)が所蔵する「玩具及び関連世相資料(多田コレクション)」(大阪府指定有形民俗文化財)を中心に、江戸時代から昭和時代にかけての様々な資料をとおして、おもちゃの歴史を紹介するとともに、社会と子どもたちの関係について考えてみたいと思います。※この特別展は、平成31年3月21日から5月28日まで国立民族学博物館で開催された特別展「子ども/おもちゃの博覧会」の巡回展です。
会期
2021年7月2日(金)~8月22日(日)
◆開館時間/午前9時~午後6時(入館は、閉館時間の30分前まで。)
※7月2日は当展覧会のみ10時開場
◆会場/島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室
◆主催/島根県立古代出雲歴史博物館
◆共催/国立民族学博物館
◆協力/一般財団法人 日本玩具文化財団、公益財団法人 千里文化財団
◆後援/朝日新聞松江総局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、産経新聞社、中国新聞社、山陰中央新報社、新日本海新聞社、島根日日新聞社、共同通信社松江支局、時事通信社松江支局、NHK松江放送局、BSS山陰放送、日本海テレビ、テレビ朝日松江支局、TSKさんいん中央テレビ、エフエム山陰、山陰ケーブルビジョン、出雲ケーブルビジョン、ひらたCATV株式会社
観覧料
特別展 子ども/おもちゃの博覧会 | 当日券 | 団体券 | 外国割 (※8) | WEB限定チケット (前売券) |
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一般 | 特別展 | 1000円 | 800円 | 500円 | - |
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常設展とのセット券 | 1310円 | 1040円 | 810円 | 1000円 |
大学生 | 特別展 | 500円 | 400円 | 250円 | - |
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常設展とのセット券 | 700円 | 560円 | 450円 | - |
小中高生 | 特別展 | 300円 | 240円 | 150円 | - |
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常設展とのセット券 | 400円 | 320円 | 250円 | - |
(1)Web限定チケットをお申し込みの場合、総合受付での引換は会期中に限ります。
(2)ローソンチケットでも前売券を販売します。(Lコード:61598 2021年6月2日午前10時から受付開始。2021年8月22日販売終了。)
(3)団体は20名以上です。団体見学申し込み
(4)小中高生は第三日曜日の観覧料が無料です。
(5)小中高生の学校教育活動での観覧は無料(観覧料減免申請書の提出が必要)です。
(6)学生の方はチケットご購入の際に、学生証または生徒手帳を受付にてご提示下さい。
(7)障がい者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳)をお持ちの方、障害者手帳アプリ「ミライロID(外部サイト)」をご提示の方、及びその付添人(手帳保持者1人につき、付添人1人まで)は無料です。
(8)外国籍のお客様は、受付にてパスポート及び在留カード又は特別永住者証明書をご提示いただきますと、外国割の金額になります。(この場合、各種割引との併用はできません。)
(9)この展示は古代出雲歴史博物館ミュージアムパスポートでもご覧いただけます。
展示品紹介
江戸時代の玩具
子どもの健やかな成長を願う気持ちや愛情は、江戸時代も今と変わらず、大人の大きな関心ごとでした。そこで、子どもの成長を祝う玩具や子どもが喜ぶような娯楽性に富んだ玩具が作られました。
画像左:五月人形(大将鎧)江戸時代
画像右:ふくら雀 江戸時代
いずれも国立民族学博物館蔵「玩具及び関連世相資料(多田コレクション)」、大阪府指定有形民俗文化財
時代と玩具
明治時代に入ると、それまで国内では見られなかった、新しい素材や技術を用いた玩具、職業や教育制度などに関連する玩具が作られました。
画像左:電車(昭和号)昭和前期
画像右:国史百首かるた 昭和前期
いずれも国立民族学博物館蔵「玩具及び関連世相資料(多田コレクション)」、大阪府指定有形民俗文化財
戦争と子どもと玩具
明治時代以降、第二次世界大戦に敗れるまで、日本は数度の国際的な戦争を経験しました。軍国主義に傾く社会は、玩具や子どもたちの遊びにも大きな影響を与えました。
画像左:機関銃を撃つ兵士 昭和前期
画像右:航空母艦 大正後期
いずれも国立民族学博物館蔵「玩具及び関連世相資料(多田コレクション)」、大阪府指定有形民俗文化財
戦後の玩具と子ども
第二次世界大戦に敗れた日本は、GHQの実権を握っていたアメリカの強い影響を受け、玩具にもその影響が見られます。その後、高度経済成長期にはTV番組のキャラクターを玩具にしたものや、工業技術や科学技術を応用した玩具が登場しました。
画像左:お猿のサンボ 昭和中期
画像右:モーレツ人形 昭和44年
いずれも国立民族学博物館蔵「玩具及び関連世相資料(多田コレクション)」、大阪府指定有形民俗文化財
ファッションドールにみる流行史
日本の少女たちがより身近に感じられるようなファッションドールとして発売されたリカちゃんは、各時代の流行を取り入れながら50年以上製造されています。リカちゃん人形からは日本の少女たちのファッション史が見て取れます。
画像左:初代リカちゃん
画像右:リカちゃんドリームハウス
いずれも一般財団法人 日本玩具文化財団蔵
図録
本展覧会図録 特別展「子ども/おもちゃの博覧会」は、古代出雲歴史博物館内では販売しておりません。
購入希望のお客様は、国立民族学博物館までお求めください。
国立民族学博物館ミュージアム・ショップ
場所:国立民族学博物館 本館1階
営業時間:午前10時から午後5時(毎週水曜・年末年始休業)
電話:06-6876-3112
FAX:06-6878-8421
オンラインショップ(国立民族学博物館WEBサイト)
古代出雲歴史博物館で販売している図録
イベント
※新型コロナウイルス感染症の状況により、関連講座・関連イベントの日程が変更及び中止になる場合がございます。 最新の情報は、当ホームページにてご確認ください。 ※関連講座・関連イベントに参加される際は、マスクの着用をお願いします。 |
【関連講座】玩具と子どもを巡る社会と歴史
[日時]2021年7月3日(土)午前10時から正午
[講師]笹原亮二氏(国立民族学博物館教授)
[場所]古代出雲歴史博物館 講義室
[料金]無料
[定員]60名(事前申込制)
【関連イベント1】しょうのう船を作ろう!
防虫剤として使われる樟脳で進むオリジナルの船をつくります。樟脳の他、食器用洗剤やハンドソープでも試してみましょう。
[日時]2021年7月25日(日)
午前の部:10時から11時
午後の部:2時から3時
[場所]古代出雲歴史博物館 体験工房
[料金]200円
[定員]各回10名(事前申込制)
【関連イベント2】日光写真を作ろう!
オリジナルの日光写真をつくります。感光紙の上に種紙を載せ日光を当てると、化学反応で模様が浮かび上がります。
[日時]2021年8月8日(日)
午前の部:10時から11時
午後の部:2時から3時
[場所]古代出雲歴史博物館 体験工房
[料金]200円+
特別展観覧料
[定員]各回10名(事前申込制)