ミニ企画「ダイコクさん」
いつも笑顔で、私たちを見守る福の神として知られる「ダイコクさん」。
寺院では「大黒天」の名で祀られていますが、神社では「大国主神」と表記されています。
今回のミニ企画では、仏教ゆかりの「ダイコクさん」と、日本神話・出雲大社ゆかりの「ダイコクさん」を取り上げ、「ダイコクさん」の様々な側面について紹介します。
展示期間
令和6年11月20日(水)~ 令和7年3月31日(月)
※前後期で展示替えをします。
【前期】11月20日(水)~ 1月20日(月)
【後期】1月22日(水)~ 3月31日(月)
※会期中の休館日:12月3日・17日、1月7日・21日、2月4日・18日、3月4日・18日(いずれも火曜日)
開館時間
2月28日(金)まで 9:00~17:00(最終入館 16:30)
3月1日(土)から 9:00~18:00(最終入館 17:30)
会 場
古代出雲歴史博物館 常設展示室
料 金
常設展の入場料金でご覧いただけます。(追加料金はかかりません。)
(一般620円、大学生410円、小中高生200円)
主な展示品
六大黒曼荼羅
1幅 室町時代:16世紀 【前期のみ展示】
僧侶のみなりをした比丘大黒、俵を頭上に持ち上げる女身の摩伽迦羅大黒女など6種の大黒図。

奈良絵巻 梅津の長者
上下2巻のうち下巻 江戸時代:18世紀【後期のみ展示】
京都近郊の貧しい夫婦。飢えた老人になけなしの餅を施したところ、実は老人はダイコクの仮の姿で、他人を思いやる心に感心したダイコクは他の福神とともに貧乏神の群れを撃退し、夫婦は長者となったというめでたい物語の絵巻。

展示品リスト
【前 期】
1)覚禅鈔 大黒天神法
1巻 鎌倉時代:延慶3年(1310)写 高野山宝亀院旧蔵本
2)六大黒曼荼羅
1幅 室町時代:16世紀
3)奈良絵巻 大黒舞
上下2巻のうち下巻 江戸時代:17世紀
4)日本書紀
1冊 原本:養老4年(720) 江戸時代:慶長10年(1615)
5)玉持大国像
1幅 江戸時代:19世紀
6)大国主神像 北島全考作
1幅 江戸時代:19世紀
7)大(火)の用心 十返舎一九作
大判1枚 江戸時代:文化7年(1810)
8)応需暁斎楽画 第七号 貧福出替リ之図 河鍋暁斎作
大判1枚 近代:明治7年(1874)
9)日本七福神伝 摩訶阿頼耶編
1冊 江戸時代:元禄11年
10)出雲大社記事
1冊 江戸時代:19世紀
【後 期】
1)十巻抄 巻第十
1巻 天正18年(1590)写
2)大黒天立像
1躯 室町時代:16世紀
3)奈良絵巻 梅津の長者
上下2巻のうち下巻 江戸時代:18世紀
4)日本書紀
1冊 原本:養老4年(720) 江戸時代:慶長10年(1615)
5)玉持大国像
1幅 江戸時代:19世紀
6)大国主神像 千家清足作
1幅 江戸時代:19世紀
7)開運出世三面大黒天 歌川芳艶作
大判1枚 江戸時代:天保14-弘化4年(1843-47)頃
8)ダイコクとお多福 菊川英山作
大判1枚 江戸時代(19世紀)
9)七福神伝記 増穂残高編
1冊 江戸時代:元文2年(1737)
10)出雲大社甲子講仮帖
1冊 江戸時代:元治元年(1864)頃