イベント
神戸新聞文化センター秋の新講座
開催期間
2009年10月10日~2010年03月13日
開催場所
ミント神戸17F 三宮KCC教室(JR三ノ宮駅から徒歩1分)
〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1
四隅突出型墳丘墓
神迎神事
島根県立古代出雲歴史博物館と神戸新聞文化センターの共催で下記の文化講座を開催します。
神話と古代出雲
『古事記』『日本書紀』にみられる神話の中で、出雲に関係あるものは3分の1以上を占めるといわれています。日本の古代国家が整えられる際に編纂された重要な書に、どうして出雲に関する神話が多く登場するのでしょうか。近年、出雲で次々と発見された弥生時代・古墳時代の考古資料や風土記などの文献史料をもとに出雲神話成立の背景を考えます。
期間:2009年11月~2010年3月(5回講座)
日時:毎月第2土曜日 13:30~15:00
※入会・受講料等については、神戸新聞文化センター(KCC)へお問い合わせください。
第1回 (11月14日)
「神在月の国―出雲信仰と人々の心―」
品川知彦(島根県立古代出雲歴史博物館 専門学芸員)
・旧暦10月、全国の神々が出雲に集うことから神無月と呼ばれ、逆に出雲ではこの月は神在月と呼ばれ、現在、九社で神在祭が行われています。なぜ10月に、神々は出雲に集うのであろうか。各社の神在祭を紹介しながら、その謎に迫ります。
第2回 (12月12日)
「四隅突出型墳丘墓の世界―弥生王墓誕生―」
仁木 聡(島根県立古代出雲歴史博物館 主任学芸員)
・出雲地域を中心に広く日本海側に分布する四隅突出型墳丘墓には、各地域の有力者が葬られ、やがて一辺50mを超える巨大な王墓が誕生します。最新の研究成果を交えながら四隅突出型墳丘墓の発生を丹念に解きほぐし、出雲の王を中心とした弥生社会を解明します。
第3回 (1月9日)
「出雲の古墳文化」
西尾克己(島根県古代文化センター 専門研究員)
・前方後円墳の出現で始まる日本列島の古墳時代。しかし、出雲では方墳、前方後方墳が先ず採用され、遅れて前方後円墳が現れます。後期では、石棺式石室・横口式家形石棺・横穴墓など特色ある構造の埋葬施設がみられます。日本列島の中でも異彩を放つこうした文化が何故生み出されたのか、その背景を考えます。
第4回 (2月13日)
「大社造りの源流」
松本岩雄(島根県立古代出雲歴史博物館 学芸部長)
・神社建築のなかでも最も古い様式の一つとされる大社造本殿。出雲大社を典型とする大社造の社殿はいつから造営されたのか、また、その源流はどこにあるのか。2000年に発見された巨大柱をはじめとする最新の考古資料をもとに考えます。
第5回 (3月13日)
「出雲神話の謎―出雲と播磨―」
森田喜久男(島根県古代文化センター 専門研究員)
・出雲大社の祭神、大国主神の素顔はどのような神様だったのでしょうか。また大国主神は、どうしてせっかく造った国を高天原に譲らなければならなかったのでしょうか。出雲を舞台に展開した国譲りの謎とともに、大国主神と播磨との関わりの背景に迫ります。
■会場:神戸市中央区雲井通7-1-1
ミント神戸17F 三宮KCC教室(JR三ノ宮駅から徒歩1分)
■申込先
電話:078-265-1100
受付時間は9:00~20:00(日曜は9:00~16:00)
■問い合わせ先
神戸新聞文化センター
〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1
ミント神戸(神戸新聞会館)17階
TEL(078)265-1100
FAX(078)265-1105
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お問い合せ:神戸新聞文化センター TEL078-265-1100 FAX078-265-1105