イベント
銀貨幣「古丁銀」取得と、展示のお知らせ
開催日
2011年08月11日
戎一文字丁銀
戎一文字丁銀(戎拡大)
戎は、頭に烏帽子風の被り物をし、右手に釣り竿を持ち、左手で大きな鯛を抱える。右足は膝を曲げ、左足は立て膝とする。
大黒同様、縁起の良い福の神であり、私たちにも馴染み深い存在である。
このたび島根県は、戦国時代から江戸時代初期にかけて製造された銀貨幣「古丁銀(こちょうぎん)」と称されるもの9点を一括取得しました。
9点全てが完全形。切断して取引されていたため、完全形で残るものは非常に珍しいと言われています。(※これにて、館の所蔵する古丁銀は合計14点。)
[経緯]
2007年7月、石見銀山が世界遺産に登録されたのを機に、古丁銀にゆかりのある島根県で展示などに活用して欲しいという所有者(平泉為造氏 兵庫県西宮市)の意思により、2008年7月から古代出雲歴史博物館に寄託されている。このたび、9点のコレクションを散逸させることなく、一括して後世に確実に継承して欲しいとの所有者の意思に基づき、島根県がまとめて受け入れることとなった。[9点のうち6点は島根県への寄贈(寄附)、3点は島根県が購入]
[9点の詳細]
・山口天又丁銀(やまぐちてんまた)
・小銀丁銀(しょうぎん)
・戎一文字丁銀(えびすいちもんじ)
・括袴丁銀(くくりばかま)
・沢潟丁銀(おもだか)
・博多御公用丁銀(はかたごくよう)
・譲葉渦文丁銀(ゆずりはうずもん)
・御公用丁銀(ごくよう)
・文禄石州丁銀(ぶんろくせきしゅう)
[今後の展示予定]
・古代出雲歴史博物館
1)2011年8月11日(木)~31日(水)常設展示 総合展示室にて2点(戎一文字丁銀・譲葉渦文丁銀)公開 ※途中、変更する場合あり
2)2012年開催予定展示「世界遺産登録5周年記念 石見銀山展」(仮)にて公開
3)2012年開催予定展示「戦国大名 尼子氏の興亡展」(仮)にて公開
・石見銀山世界遺産センター(島根県大田市) 2011年10月8日(土)~10日(月) WEBページへ→
関連リンク
・島根県報道発表(一括取得の意義など)