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イベント

ミニ企画「和歌と島根」

開催期間
2023年04月19日~2023年06月19日
開催場所
古代出雲歴史博物館 常設展示室

 和歌のはじまりはスサノオがオロチ退治後に詠んだ歌とされ、歌聖・柿本人麻呂は石見の地で亡くなったといわれています。また『新古今和歌集』の編纂を主導した後鳥羽上皇は承久の乱により隠岐に配流されました。
 なかでもスサノオの「八雲立つ」の和歌や柿本人麻呂は後に神聖視されています。特に人麻呂については、和歌の上達を願って、御影(みえい)(肖像画)を掛けて儀式(人麻呂影供(えいぐ))が行われることもありました。
 今回は柿本人麻呂を中心に、ゆかりの資料を紹介します。





1 展示期間 令和5年4月19日(水)~令和5年6月19日(月)
       *会期中の休館日:5月9日(火)

2 開館時間 9:00~18:00(最終入館17:30)

3 会  場 島根県立古代出雲歴史博物館 常設展示室

4 料  金  常設展の入場料金でご覧いただけます。(追加料金はかかりません。)
       (一般620円、大学生410円、小中高生200円)

5 主な展示品
 (1) 土佐光起(とさ みつおき)「柿本人麻呂像」
     江戸時代 17世紀
 土佐光起は戦国以来衰退していた土佐派を再興した画家。画中に書かれた人麻呂の和歌「ほのぼのと、あかしの浦の」は、幕府側との交渉担当(武家伝奏)であり歌人としても活躍した公家・飛鳥井雅章(あすかい まさあき)の筆による。この光起と雅章のコンビによる奉納額「三十六歌仙図額」が出雲大社に伝来する。


柿本人麻呂像




 (2) 古今和歌集
     江戸時代 17世紀
 五、七、五、七、七定型の和歌はスサノオの和歌にはじまる、という説は『古事記』や『日本書紀』には登場せず、紀貫之の「古今和歌集序(仮名序)」、紀淑望(きの よしもち)の「古今和歌集序(真名序)」に記されたのをはじめとする。


古今和歌集




お問い合せ:古代出雲歴史博物館 電話0853-53-8600

 

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