お知らせ
常設展示情報(~6月18日まで)
日本略史之内 素戔嗚尊出雲の簸川上に八頭蛇を退治したまふ図
銅戈・硬玉製勾玉(出雲大社蔵)
古代出雲歴史博物館の常設展では、休館日ごとに一部の資料を展示替しています。
ここでは、平成19年6月18日(月)まで展示している資料を少しだけ紹介しておきます。是非この機会に観覧してください。
●テーマ展示「出雲大社と神々の国のまつり」
紙本金地著色舞楽図屏風(県指定文化財、出雲大社蔵)
寛文期の出雲大社の造営の時に会所等を飾る障屏画として制作されたものと伝えられています。作者は狩野安信の門に学んだ松江の絵師、落合利兵衛です。実資料を見る機会の少ないものです。是非、この機会に御観覧ください。
銅戈・勾玉(重要文化財・真名井遺跡出土・出雲大社蔵)
出雲大社東方約200m、命主社が鎮座する背後の大石の下から、17世紀半ば、寛文年間の出雲大社の造営の時に出土しています。その時の記録によれば、4本の武器形青銅器と1個勾玉が出土したと記されています。現在、出雲大社の宝物として伝わるこの銅戈・勾玉はこのときに掘り出されたものの一部と考えられます。6月20日からはレプリカの展示となります。実資料が見る機会は限られますので、是非御観覧ください。
●神話展示室
日本略史之内 素戔嗚尊出雲の簸川上に八頭蛇を退治したまふ図
有名なスサノヲの八岐大蛇退治を劇画風に描いたものです。作者の月岡芳年(天保10年(1839)~明治25年(1892))は、従来の画法に洋風を融合させた独特の画法で歴史上の事件に取材した作品を多く制作しています。
他にも、何点かの錦絵、出雲国風土記日御碕本(レプリカ)が6月18日までで展示替となります。