HOMEお知らせ > 常設展示室にて6月14日までミニ企画「津和野藩お抱え絵師 三浦紫畹のリアリティー」

お知らせ

常設展示室にて6月14日まで
ミニ企画「津和野藩お抱え絵師 三浦紫畹のリアリティー」

バリケン(江戸時代 19世紀)<br>中南米原産。ヨーロッパや中国で食用に飼育されたものが江戸時代には日本にも輸入されている。南蘋派は、花鳥画の鮮やかさ・写実性とともに、エキゾチックさを特色としていた。
バリケン(江戸時代 19世紀)
中南米原産。ヨーロッパや中国で食用に飼育されたものが江戸時代には日本にも輸入されている。南蘋派は、花鳥画の鮮やかさ・写実性とともに、エキゾチックさを特色としていた。

マンボウ<br>寛政11年(1799)の春、飯浦(いいのうら・益田市飯浦町)で捕獲されたマンボウ。マンボウの発音を漢字に直すと「満方」。形がまるく(満)、四角い(方)からだという。形状がユニークなうえに、捕獲されることが稀だったため、画中に「百萬歳」とあるように、縁起のいい、めでたい魚と見なされていたらしい。
マンボウ
寛政11年(1799)の春、飯浦(いいのうら・益田市飯浦町)で捕獲されたマンボウ。マンボウの発音を漢字に直すと「満方」。形がまるく(満)、四角い(方)からだという。形状がユニークなうえに、捕獲されることが稀だったため、画中に「百萬歳」とあるように、縁起のいい、めでたい魚と見なされていたらしい。

三浦紫畹みうらしえん(1773~1856)は津和野藩のお抱え絵師で、江戸で南蘋派なんぴんはを広めた宋紫石そうしせきの子・紫山しざんに入門し、石見に南蘋派の画風をもたらしました。
また、紫畹は中国の絵師・沈南蘋しんなんぴんが日本にもたらした細密濃厚な画風を整理し、和風の落ち着いた独自の画風を生み出しました。

今回は、当館が昨年度入手した、紫畹が江戸や国元の石見で描いた写生図を紹介します。
リアリティーあふれる魚類・鳥類図の数々をお楽しみください。


【展示期間】
2021年4月21日(水)から6月14日(月)
※期間中の休館:5月18日(火)

【開館時間】
午前9時から午後6時
※最終入館時刻は閉館時間の30分前

【場所】
古代出雲歴史博物館 常設展(テーマ別展示室)

【料金】
常設展の入館料でご覧いただけます。
一般620円、大学生410円、小中高生200円

【展示数】
7点


※5月5日(水)から5月11日(火)は児童福祉週間のため、小中学生の観覧無料。
※5月16日(日)はしまね家庭の日のため、小中高生の観覧無料。

ページトップ