お知らせ
令和3年12月22日から令和4年1月17日まで
~新春に向けて~丁銀・古地図の期間限定公開
ケンペル/ショイヒツァー日本図(18世紀)
戎一文字丁銀(17世紀初め)
新春にあわせて日本の神々が描かれた西洋の古地図や神様の姿が極印された丁銀など、縁起の良いおめでたい絵柄のある珍しい歴史資料を中心に公開します。
特に丁銀は資料保護のため通常はレプリカのみの展示ですが、期間限定で本物を展示します。この機会にぜひご覧ください。
(注)丁銀(ちょうぎん):戦国大名や江戸幕府が製造した、なまこ形の銀貨のこと。
【展示期間】
令和3年12月22日(水)~
令和4年1月17日(月)
【開館時間】
9:00~17:00
(最終入館は16:30)
【場 所】
島根県立古代出雲歴史博物館
総合展示室
【料 金】
常設展の入場料金(一般620円、大学生410円、小中高生200円)でご覧いただけます。
【展 示 品】
1)御取納(おとりおさめ)丁銀(16世紀) 縦16.0cm 横5.2cm 重さ159.2g
戦国時代、正親町(おおぎまち)天皇の即位式に際して当時石見銀山を支配し
ていた戦国大名・毛利氏が献上した銀貨幣。完全な形で残るのは現存唯一とさ
れる。
2)譲葉渦文(ゆずりはうずもん)丁銀(17世紀初め)
縦15.0cm 横5.1cm 重さ250g
表面に小さな渦巻き文様の極印が打たれているのが特徴。正月飾りに用いら
れるユズリハに似ていることから名前が付けられたという。裏面には福岡藩主
黒田長政の花押がある。
3)戎(えびす)一文字(いちもんじ)丁銀(17世紀初め)
縦13.7cm 横5.1cm 重さ220g
江戸時代初期に作成された銀貨幣。表面に施された極印には烏帽子をかぶり
釣り竿や鯛を持ったエビスの姿が細かく描かれている。
4)ケンペル/ショイヒツァー日本図(18世紀) 縦46.0cm 横53.0cm
1727年版。長崎の出島に勤務したドイツ人医師・ケンペルが日本から持ち帰
った地図をもとに作成された。出雲や石見などの日本の地名が漢字で書き記さ
れている。また、「Daikoku」(大黒)や「Ebisu」(恵比寿)といった日本の
神々が表現されているのも特徴的。