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井野神楽
(浜田市三隅町井野)

短編(07'20")

公開編(30'33")


井野神楽保持者会
石見地方中西部で主流となっている「八調子神楽」の一つであり、その模式的なものとして、昭和37年に島根県無形民俗文化財に指定されました。井野(いの)神楽の起源は不詳ですが、安永2年(1773)井野八幡宮で神楽を奏したという記録があり、文政年間に井野八幡宮宮司が近郷の神職をまとめて神楽組「井野組」を組織したとされます。明治4年に神職の手を離れて氏子神楽へと移行し「井野楽人連中」と称しました。八調子神楽は、明治前期に現在の浜田市西部の国学者・神職たちが中心に行った神楽改革により、旧来の六調子神楽を改革して生まれたものです。井野はその改革地域にあり、発生当初からの「八調子」を伝える団体です。昭和15年に「井野神楽社中」と改称して現在に至っています。保持している舞は三十曲以上と大変に多く、また「俵舞(たわらまい)」「湯立(ゆだて)神事」など、式年の大元祭や大祭で行う特殊な演目・行事も保持しています。舞や囃子はケレン味のないオーソドックスな八調子神楽の風格を持っています。島根県指定無形民俗文化財。

(平成17年撮影)

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