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三葛神楽
(益田市匹見町紙祖)

短編(05'11")

公開編(21'00")


三葛神楽保持者会
三葛(みかずら)神楽は益田市では数少ない六調子神楽の一つであり、その囃子の調子を自ら「六調子打切(うちきり)」と名乗っています。紙祖(しそ)の三葛地区の人々で伝承されています。他の神楽と同様に、江戸時代には神職神楽でしたが、明治27,28年頃から匹見八幡宮神主の斎藤真墨・幸太郎の父子から三葛地区の有志へ伝授されたのが、氏子による三葛神楽の始まりです。石見西部の神楽の多くが八調子神楽に染まっていった中で、旧来の舞の手を保持し続けており、匹見町地域では、旧神職神楽の舞の伝統を今に受け継ぐ唯一の団体と言えます。石見では比較的珍しいことですが、木彫りの面を多用しており、その面の中には、神職斎藤家から受け継いだものもあります。演目の多くは他の石見神楽と共通していますが、その舞い方は独自色が強いものです。特に、稀曲となっている「貴船」の舞がよく知られています。島根県指定無形民俗文化財。

(平成5年撮影)

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