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抜月(ぬくつき)神楽
(鹿足郡吉賀町抜月)

短編(05'53")

公開編(27'03")


抜月神楽団
抜月神楽は、毎年秋、抜月の産土神(うぶすながみ)を祀る剣玉(けんぎょく)神社の例大祭で奉納される他、招かれて近郷諸社の祭礼などでも奉納されています。
当神楽は、江戸時代の中頃、山口県玖珂(くが)郡山代(やましろ)地方から伝承された舞をベースに行われ始めたと伝えられています。当時は神職が舞う素朴な神事舞だったと思われますが、明治を迎え、神職から氏子の手へと神楽の担い手が移り変わると、ここ抜月の地でも、有志ある氏子たちが隣接する津和野町の左鐙(さぶみ)八幡宮宮司・村上寿酒(ひさき)から舞の手ほどきを受け、更に浜田を中心に沸き起こった石見神楽の大改革の影響をも受けながら、現在の抜月神楽のスタイルを構築させていきました。
舞の所作、奏楽、そして天蓋(てんがい)や採物(とりもの)等に石見神楽の古い要素が多く残され、また演目によっては、例えば「山舞(やままい)」のように山口県の山代神楽との共通性が見られるなど、他の神楽には無い多くの特色を見出すことができます。島根県指定無形民俗文化財。

(平成12年撮影)

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