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島後久見神楽
(隠岐郡隠岐の島町久見)

短編(04'37")

公開編(17'32")


島後久見神楽保持者会
隠岐島後の西部に位置する旧穏地(おち)郡の神楽です。隠岐神楽は江戸時代まで社家と呼ばれる専門の神楽師が家業として保持してきました。それが明治になって油井の社家(神楽師)であった和田氏より久見地区の有志が伝授を受け、その後も保持してきたのが久見(くみ)神楽です。隠岐島後の神楽の中でも穏地神楽の代表的なものとされています。毎年、伊勢命神社の例祭で奉納神楽「儀式三番八乙女(ぎしきさんばんやおとめ)神楽」が演じられています。また祈祷の願解きのための大規模な神楽「御注連(おおしめ)神楽」も保持してきました。一夜の次第は、まず「前座」の儀式舞を数番行った後、「幣の盃(ぬさのさかずき)」で直会となり、その後に能舞を行います。能舞は必須の「儀式三番」の三演目を舞い、加えて「入れ舞」として適当な能を舞います。最後は「神上げ」として儀式舞を数番行って終わりますが、「御注連神楽」では、さらにここで「注連行事」という最も重要な一連の儀式が行われるのです。島根県指定無形民俗文化財。

(平成5年撮影)

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