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多久神社ささら舞
(出雲市多久町)

短編(05'50")

公開編(28'04")


多久神社のささら舞保持者会
旧平田市多久町の多久神社の例祭で奉納される田楽(でんがく)は「ささら舞」と呼ばれています。島根県内には四つの田楽躍が伝承されていますが、その一つで、多久(たく)神社にゆかりの氏子らによって伝えられています。ささら舞の始まりには次のような言い伝えがあります。昔、近江国松本村から、松本一族が船に乗って当地へ移住してきた。その船は大船山となり、祀る神は大船(おおふな)大明神となった。そして船旅の苦難をしのんで「ささら舞」を始めたというのです。今も松本姓の7家と多久和姓の1家(相撲が上手かった当地の実力者と言い伝えられています)とで、粛々と行われる儀礼的なものです。楽器は腰に着ける鼓、大ザサラ(ビンザサラ)、小ザサラ(擦りザサラ)で、大波・小波の舞などを行います。ささら舞が終わると大ザサラを持って個別の舞、そして儀礼的な相撲が行われます。島根県指定無形民俗文化財。

(平成15年撮影)

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