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須佐神社の念仏踊
(出雲市佐田町須佐)

短編(09'37")


須佐大宮念佛踊り保存会
須佐神社には、「須佐大宮の念佛踊り」と称される芸能が伝えられています。この踊りは、毎年8月15日の「切明(きりあけ)神事」の際に奉納され、多くの氏子や観光客に見守られながら、2基の大きな宮花(みやばな)の下で踊られます。 その起源については、大旱魃(だいかんばつ)の際に、雨乞(あまご)い祈願のために踊り始めたと伝えられています。現存する確かな史料から記録をさかのぼると、「荼盞大念佛 飯石郡宮中村 宝永八年卯(1711)七月吉日 京大佛住 西村左近宗春作」と記銘された鉦(かね)が、現在確認できる中では最古のものとなります。江戸時代末期から明治の頃にかけては、須佐郷内の七地区(宮内村・朝原村・原田村・大路村・古八幡村・反辺村・八幡領)から踊りと宮花が奉納されていたようです。現在では、旧宮内村を継承する須佐地区のみで行われ、念佛踊りは塚脇(つかわき)自治会を母体とする「須佐大宮念佛踊り保存会」によって、また、宮花は須佐地区を上地区・下地区に分けた、それぞれ両地区の当番自治会によって出されています。島根県指定無形民俗文化財。

(平成21・22年撮影)

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