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津和野踊
(鹿足郡津和野町)

短編(06'00")

公開編(20'00")


津和野盆踊り保存会
鹿足郡津和野町には、城下町津和野を築いた亀井氏にゆかりの深い「津和野踊」と呼ばれる盆踊りが伝えられています。戦国時代、羽柴秀吉から因幡地方の平定を命じられた亀井茲矩(これのり)は、難攻不落として知られた金剛城を攻略するため、ある計略を実行しました。盂蘭盆会(うらぼんえ)の夜、茲矩は衣の下に鎧や武器を忍ばせた踊りの一団を城下に送り、城主や家臣が見物に出かけた隙をみて城を急襲し、落城を果たしたといいます。その後、元和三年(1617)に茲矩の子政矩(まさのり)が津和野城主に移封されると、この踊りも津和野の地に持ち込まれました。踊りは毎年8月10日、観音堂(津和野町後田新丁)の「柳詣り」から始まり、15日の津和野盆踊り大会、20日の灯籠流しなどで踊りが踊られます。緩やかな踊りの所作に特徴があり、「道行き」、「拝み手」、「つかみ投げ」、「ナンバ」など、古い民俗舞踊の型を残しています。島根県指定無形民俗文化財。

(平成22・23年撮影)

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