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神原神社の獅子舞
(雲南市加茂町神原)

短編(12'23")

公開編(29'57")


神原神社獅子舞保存会
雲南市加茂町神原(かんばら)に鎮座する神原神社には、伊勢大神楽(いせだいかぐら)系の獅子舞が伝承されています。その起源は、江戸時代後期の文政8年(1825)に、この地の多田納文左衛門(たたの ぶんざえもん)が伊勢大神楽から獅子舞の手ほどきを受けたことに始まると伝えています。 神原神社には、獅子舞に関係する祈祷札および開頭札(かいとうふだ)が多数保存され、そこに記された最も古い舞の記録は天保4年(1833)にさかのぼります。また、獅子舞の世話に当たる頭屋(とうや)も、その初代を「第一 天保六乙未九月/西 次右衛門」と記されています。 舞の構成は、「道中舞(どうちゅうまい)」・「清め舞」・「的舞(まとまい)」・「鈴舞(すずまい)」・「剣舞前段(けんまいぜんだん)」・「剣舞後段(けんまいこうだん)」・「獅子三番舞(ししさんばまい)」・「梅ヶ枝舞(うめがえまい)」・「ささら舞」・「日車舞(ひぐるままい)」・「乱獅子舞(らんじしまい)」・「連三番舞(つれさんばまい)」の全12段。伊勢大神楽をかなり忠実に伝習し、それに在地で人気の「式三番(しきさんば)」の舞を採り入れて形成していること、また、それを厳格な頭屋制のもとで伝承し、神事芸能としての格調を崩していないことが評価され、昭和63年には島根県無形民俗文化財に指定されています。

(平成25・26年撮影)

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