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埼田神社青獅子舞
(出雲市園町)

短編(12'32")

公開編(24'43")


埼田神社青獅子舞保持者会
出雲市園町に鎮座する埼田(さきた)神社には、獅子頭が青いことから「青獅子舞」と呼ばれる獅子舞が伝承されています。埼田神社青獅子舞保持者会により保存と継承が図られ、毎年10月14日の同社例大祭前夜に奉納されています。
獅子舞は、「道中舞」・「鳥居舞」・「拝舞前段」・「拝舞後段」・「手踊」・「一双舞」・「永喜」・「三番双」・「佐々良舞」・「刀舞前段」・「刀舞後段」・「鈴舞」の全12段構成。最も古い記録としては、享保2年(1717)編の『雲陽誌』に、同社の田楽躍(でんがくおどり)と獅子舞についての記述があります。いつの時代にか伊勢大神楽(いせだいかぐら)の影響を受け、その舞の手法を多く採り入れていますが、ただ、伊勢大神楽を始め、近隣に伝わるその系統の獅子舞では、「ささら」は「すりざさら」を用いますが、ここでは「びんざさら」を使うなど、失われたかつての田楽躍の用具が再利用されている可能性が考えられます。

また、出雲地方では、民俗芸能化した「三番叟(さんばそう)」が神楽や獅子舞に広く採り入れられていますが、この青獅子舞にも千歳(せんざい)と2人の三番(さんば)が出る「三番双」の段が伝えられています。 昭和35年に島根県無形民俗文化財に指定された民俗芸能です。

(平成25・26年撮影)

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