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特集展 ファインダーがとらえた世界遺産---並河萬里写真展---

並河萬里は、半世紀にわたって、シルクロードの国々、世界40ヶ国を越える国を歩き続けました。そしてカメラで見続けました。並河萬里は、半世紀にわたって、シルクロードの国々、世界40ヶ国を越える国を歩き続けました。そしてカメラで見続けました。
「人は憧憬と幻想を持って旅に出る。」
一歩砂礫の大地に足を踏み入れると、知識では及びもつかぬ一つの文明の歴史と文化の偉大さ、その底知れぬ深さに圧倒されます。それは、一個人の想像力や幻想をはるかに越えた強い感動です。
戦場の現場で、並河萬里は人間の悲惨と幾多の悲苦を見ました。そして、戦乱や災害、天変地変、様々な破壊から生き残ってきた文化遺産を、人類の英知と創造力のモニュメントとして、人間の品位と尊厳の証しとして、冷徹に畏敬と感謝と祈りをこめてフィルムに残しました。
ここに在りし日の氏の足跡と光跡の一部があります。


会期:2007年6月1日(金)~7月1日(日)
主催:島根県立古代出雲歴史博物館 島根県文化振興財団
後援:松江市・朝日新聞松江総局・共同通信社松江支局・山陰中央新報社・産経新聞松江支局・時事通信社松江支局・島根日日新聞社・新日本海新聞社・中国新聞松江支局・毎日新聞松江支局・読売新聞松江支局・NHK松江放送局・山陰ケーブルビジョン(株)・山陰中央テレビ・BSS山陰方法・エフエム山陰
観覧料:常設展料金で入場できます。


会期中のイベント
(1)ギャラリートーク
日時 2007年6月2日(土)午後2時から
場所 古代出雲歴史博物館特別展示室

(2)ザ・写真塾「写真を楽しむヒント」
講師 原隆利 (日本写真作家協会会員)
日時 2007年6月9日(土)午後2時から
場所 古代出雲歴史博物館 講義室
定員 100名
料金 無料

(3)座談会「並河萬里を語る」
講師 武智正信 (日本写真協会会員)
日時 2007年6月16日(土)午後2時から
場所 古代出雲歴史博物館 講義室
定員 100名
料金 無料

(4)ピンホールカメラ体験
日時 2007年6月23日(土)午後2時から
会場 古代出雲歴史博物館 体験工房
定員 30名
材料費 500円必要です。


●(2)、(3)、(4)については会場の都合により定員がありますので、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
申込方法 希望イベント名、住所、氏名、電話番号を御記入の上、ファックス、往復葉書、Eメールで古代出雲歴史博物館まで申込ください。



(並河萬里略歴)
1961年、氏が31才の時、後に世界遺産に登録されることになるシリアのバルミュラ遺跡が戦乱を免れながら、道路工事で無惨に破壊されているのを目の当たりにして、混乱と開発で破壊され、消えていく人類の文化遺産を写真で記録し遺すことを生涯の責務と決意します。
1989年ユネスコ世界遺産主席写真家として数々の学術調査に参画。1994年紫緩褒章受章。1997年ユネスコ文化功労者に認められ、文化遺産の撮影を通じて、人間と世界のあり様を見つめ続けてきました。
2006年5月7日逝去。

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