(1)しまねの夜明け(〜旧石器時代)(2)しまねの旧石器人と縄文人(旧石器〜縄文時代)(3)邪馬台国時代のしまね(弥生時代)(4)大和朝廷と出雲・隠岐(古墳〜奈良時代)(5)尼子氏と益田氏と石見銀山(平安〜安土桃山時代)(6)近世しまねのブランド戦略(江戸時代)(7)日本の面影 しまね(明治時代〜)
人類の発生から、現生人類に至る過程を通し、島根県最古の人類の痕跡を紹介します。
気候の変動による海面の上昇や動植物の変化によって、人々の生活が大きく変わっていったことを、移動生活をしていた旧石器時代と定住生活をしていた縄文時代と比較しながら紹介します。
紀元前3世紀、大陸から稲作と一緒に新しい文化や技術が入ってきます。稲作文化や鉄器が伝わったルートを想定しながら、弥生文化の特色を紹介します。
古墳時代から奈良時代、島根には古代国家の中心であった近畿地方の文化が入ってきます。一方で、島根には国家の一地域としての役割が与えられ、ここに中央と地方の関係が生まれます。この国家形成に動きのなかで島根の人々の生活がどのように変わったかを探ります。
律令制社会から荘園社会への移行にあたり、律令の遺産を継承して新しい制度が運用されました。また、人や物の往来も盛んになり都市が形成され、交易を通じ中国・朝鮮など海外の物資も流入するようになりました。この当時の地域の状況を紹介します。
「たたら製鉄」など、地域独自の風土と原料を活かして華開いた近世島根の産業から生まれた富によって新しい文化が創造されていった様子をご紹介します。
小泉八雲の目に映った近代の島根の様子を、八雲の著書や記述にまつわる資料を通してご紹介します。