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企画展 隠岐の黒曜石

5月5日(土・祝)~11日(金)
中学生以下の観覧料無料(児童福祉週間)


隠岐の黒曜石

独自の地質と生態系を持つ隠岐は、中四国地方で唯一の黒曜石原産地として知られています。隠岐で採れる良質の黒曜石は、狩猟・採集の時代において欠かすことのできない貴重な資源として、数万年にわたって利用され続けました。
本展覧会では、漆黒の石に魅せられた人々の動きに迫るとともに、その背景にある黒曜石の価値を探ります。



観覧料
展示構成
関連イベント(関連講座・ギャラリートーク)
展覧会図録



会期


2018年3月23日(金)~2018年5月16日(水)

会期中の休館日
2018年4月17日(火)

■開館時間/午前9時~午後6時
 ※入館は、閉館時間の30分前まで
 ※3月23日(金)は、当展覧会会場のみ午前10時開場

■会場/島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室

■主催/島根県立古代出雲歴史博物館、島根県古代文化センター
■協力/国立民族学博物館
■後援/国立大学法人島根大学、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会、海士町教育委員会、隠岐の島町教育委員会、知夫村教育委員会、西ノ島町教育委員会、隠岐観光協会、朝日新聞松江総局、産経新聞松江支局、日本経済新聞社松江支局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、中国新聞社、山陰中央新報社、島根日日新聞社、新日本海新聞社、共同通信社松江支局、時事通信社松江支局、NHK松江放送局、TSK山陰中央テレビ、テレビ朝日松江支局、日本海テレビ、BSS山陰放送、エフエム山陰、あまコニュニティチャンネル、出雲ケーブルビジョン、山陰ケーブルビジョン、ひらたCATV株式会社


料金



企画展「隠岐の黒曜石」当日券団体券WEB限定
チケット
(前売券)
一般企画展700円560円 -
常設展とのセット券1,000円800円800円
大学生企画展400円320円 -
常設展とのセット券600円480円 -
小中高生
5月5日(土)~11日(金)
中学生以下の観覧料無料
企画展200円160円 -
常設展とのセット券300円240円 -

※Web限定チケットをお申込みの場合、会場での引換は会期中にしか行えません。
※団体は20名以上です。団体見学申し込み
※小中高生は第三日曜日の観覧料が無料です。
※小中高生の学校教育活動での観覧は無料(観覧料減免申請書の提出が必要)です。
※障がい者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳)をお持ちの方、及びその付添人(手帳保持者1人につき、付添人1人まで)は無料です。
※外国籍のお客様は、受付にてパスポート及び在留カード又は特別永住者証明書をご提示いただきますと、料金が半額になります。(この場合、団体割引など各種割引との併用はできません。)
※この展示はミュージアムパスポートでもご覧いただけます



展示構成



隠岐の黒曜石を使った石器群<br>鳥取県埋蔵文化財センター/倉吉博物館/島根県埋蔵文化財調査センター/隠岐の島町教育委員会/岡山大学/岡山理科大学/北広島町教育委員会 蔵

隠岐の黒曜石を使った石器群
鳥取県埋蔵文化財センター/倉吉博物館/島根県埋蔵文化財調査センター/隠岐の島町教育委員会/岡山大学/岡山理科大学/北広島町教育委員会 蔵




Prologue黒曜石の輝き
黒曜石は火山列島である日本を代表する岩石です。最初に、様々な輝きを放つ黒曜石の概要について説明します。

【重要文化財】長野県神子柴遺跡出土尖頭器<br>個人 蔵/伊那市創造館保管<br>写真提供:上伊那考古学会 Photo.T.Ogawa

【重要文化財】長野県神子柴遺跡出土尖頭器
個人 蔵/伊那市創造館保管
写真提供:上伊那考古学会 Photo.T.Ogawa



第1章黒曜石の眠る島
隠岐独自の地質と環境が育んだ黒曜石。本章では、その誕生のメカニズムや原産地という特殊な環境下で育まれた隠岐の先史文化を紹介します。


隠岐の巨大な黒曜石<br>個人 蔵

隠岐の巨大な黒曜石
個人 蔵





第2章黒曜石の時代
隠岐から運ばれてきた黒曜石は、人から人へと伝えられながら、中国地方一帯に広がっていきました。ここでは、隠岐の黒曜石をめぐる人々の動きと歴史のダイナミズムを描きます。


ナウマンゾウ全身骨格模型<br>岐阜県博物館 蔵

ナウマンゾウ全身骨格模型
岐阜県博物館 蔵





第3章列島の黒曜石
火山島である日本は、列島の各地で黒曜石が産出します。それぞれの地域では黒曜石の産状に応じて個性的な黒曜石文化が生まれました。
本章では、列島を代表する原産地を取り上げ、各地の黒曜石の獲得と利用の様子を展示します。


(画像左)姫島の白い黒曜石<br>大分市歴史資料館 蔵/写真提供:大分市歴史資料館<br>(画像右)チリ・イースター島人物像他<br>東京大学総合研究博物館 蔵/写真提供:東京大学総合研究博物館

(画像左)姫島の白い黒曜石/大分市歴史資料館 蔵
写真提供:大分市歴史資料館

(画像右)チリ・イースター島人物像他/東京大学総合研究博物館 蔵
写真提供:東京大学総合研究博物館



Epilogueそして現代へ
現代において、黒曜石は身近なものではなくなりました。しかし、隠岐の黒曜石は近世以降も利用され続けており、近年ではその価値が見直されつつあります。最後に、近現代の隠岐の黒曜石を紹介し、今を生きる私たちと黒曜石の関わりについて探ります。


黒曜石で作られた布袋像<br>隠岐の島町教育委員会 蔵

黒曜石で作られた布袋像
隠岐の島町教育委員会 蔵



「隠岐の黒曜石」展 関連講座

第1回「日本列島の黒曜石原産地と隠岐」
[日時]2018年3月24日(土)13時30分~15時
[講師]稲田孝司 氏(岡山大学名誉教授)

第2回「黒曜石、4万年の旅」
[日時]2018年4月7日(土)13時30分~15時
[講師]堤 隆 氏(浅間縄文ミュージアム館長)

第3回「隠岐産黒曜石利用から探る現生人類の日本列島への定着過程」
[日時]2018年4月14日(土)13時30分~15時
[講師]及川 穣 氏(島根大学准教授)

第4回「黒曜石職人の山、腰岳」
[日時]2018年4月21日(土)14時~15時30分 (!)この講座だけ時間が異なります
[講師]芝康次郎 氏(奈良文化財研究所研究員)

詳細・お申し込み
会場:古代出雲歴史博物館 講義室
定員:各回100名
参加費:無料
お申し込み方法:電話・FAXのいずれかで事前にお申し込みください。
お申し込み先:電話 0853-53-8600 FAX 0853-53-5350



●黒曜石展ギャラリートーク 担当学芸員による展示解説

ギャラリートークの様子

[日にち]2018年3月31日(土)・4月28日(土)、5月5日(土・祝)
[時間]13時30分~14時30分
[場所]古代出雲歴史博物館 特別展示室
[定員]特になし(事前申込不要)
[料金]古代出雲歴史博物館年間パスポート(ミュージアムパスポート)または企画展観覧券が必要
※5月5日~11日は児童福祉週間のため、中学生以下の観覧料が無料になります。



図録



本展覧会図録『隠岐の黒曜石』1,500円(税抜き)
館内ミュージアムショップにて販売します。 

書籍の在庫状況ついては、こちらをご覧下さい。

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