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イベント

《神在月特別ミニ展示》神在月と縁結び(2011/10/19→12/19)

開催日
2011年10月19日

2ケース [5]江戸錦今様国尽 出雲 石見<br>上下2つの画面構成。上は出雲大社にちなむ。おたがいに一目ぼれしている若い男女。よくみると、小さい神様が天使のように二人を赤い糸で結んでいる。
2ケース [5]江戸錦今様国尽 出雲 石見
上下2つの画面構成。上は出雲大社にちなむ。おたがいに一目ぼれしている若い男女。よくみると、小さい神様が天使のように二人を赤い糸で結んでいる。
4ケース
4ケース

[概要]
古来出雲では、陰暦の10月を「神在(有)月」といい、八百万(やおよろず)の神々がお集まりになり、縁結びをはじめ、様々なことを話し合われると言い伝えられています。
今回は、ミニ企画として、昔の人びとが思い描いた神集いのようすを、錦絵などによりご紹介します。

[会期]
2011年10月19日(水)~12月19日(月)
※会期中の休館日は11月15日(火)
※11月5日~12日は開館時間を延長します。詳細は関連リンクへどうぞ。

[展示場所]
常設展 テーマ別展示室「出雲大社と神々の国の祭り」コーナー

[出品点数]
13点


ギャラリートーク開催決定!
2011年11月7日(月)→11日(金)11:00/14:00
どうぞ、この機会にご参加ください。



1ケース
神在月の起源について文献資料などから紹介します

[1]奥義抄
神在月に関して記された最古の文献

[2]佐陀大社縁起
15世紀末の神在祭に関する記録

[3]大社龍蛇神
神在月に集う神々の先導役となった龍蛇神の図像

[4]能楽図絵「大社」
神在祭を題材にした能楽「大社」を描く。手前中央は神々の先導役の龍神、背後には杵築(出雲)大社神を描く。



2ケース
江戸時代から見られる出雲国=縁結びのイメージと、縁結びと神在月の関係についての導入を行います。

[5]江戸錦今様国尽 出雲 石見
上下2つの画面構成。上は出雲大社にちなむ。おたがいに一目ぼれしている若い男女。よくみると、小さい神様が天使のように二人を赤い糸で結んでいる。

[6]出雲国大社縁結之図
出雲大社の広縁に集う神々と障子には神々のシルエットが描かれる。また、神々が乗り物として乗ってきた神の使いの動物(鹿、キツネ、馬)も描かれる。


3ケース
出雲大社に集まった神々が行う縁結びの会議の様子を紹介します。

[7]出雲国大社之図
[8]大社縁結図
ともに神々が神在月の出雲大社で縁結びの会議を開いている様子を描く。5枚のミニパネルで絵解きの解説を行っています。

[9]大社ゑんむいすび
神在月に縁結びを間違ってしまった神さまたちの姿をコミカルに描く。


4ケース
神在月(神無月)におこった安政の大地震と神無月の伝承の浸透や、はしか除けとしても信仰された出雲大社について紹介します。

[10]なまづ絵 安政町二丁目神無月屋
安政2年(1855)年の神無月(10月)2日に、江戸で大地震が発生した。
神様の出張中に地震を起こしたナマズを、人々がなぐりつけている。
神無月に神々が出雲に出かける伝承が浸透していたことがわかる。

[11]なまづ絵 恵比寿天申訳記
神無月に留守をあずかる恵比須様が地震をおこしたナマズとともに地震除毛の神様である鹿島大明神にお詫びをしている場面を描く。

[12]出雲国神事舞略説
江戸で興行された出雲国の折敷舞(神事舞)の図。
当時かなりの評判となったもので、出雲大社信仰の広がりがうかがえる。

[13]出雲国麻疹除御神
大国主命は医療の神様としても信仰され、はしか除けの神様としても信仰していたことがわかる。

関連リンク
出雲大社神迎祭の日、開館時間を延長します(2011/11/5→12)

 

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