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お知らせ

アール・ブリュット出雲二人展 in 歴博
(~2016/3/14)

斐伊川と南神立橋<br>戸舎清志
斐伊川と南神立橋
戸舎清志

無題<br>勝部翔太
無題
勝部翔太

【期間】
2016年2月17日(水)~3月14日(月)(27日間)

【場所】
島根県立古代出雲歴史博物館 エントランスホール

【主催】
島根県立古代出雲歴史博物館

【協力】
アール・ブリュットサポートクラブ出雲・出雲サンホーム

【料金】無料


【開催趣旨】  
アール・ブリュット(Art Brut)とは、フランス語で、「生(き)の芸術」という意味で、美術の専門教育を受けていない人々が独自の方法と発想により制作された芸術作品を指します。アウトサイダー・アートと英訳され、世界中に広まりました。
欧米ではアール・ブリュットを扱った数多くの展覧会が開催され、作品の収集・保存・研究が進んでいます。

近年、日本のアール・ブリュットも国内外で関心が高まり、多くの展覧会が開催されるようになりました。2013年3月から6月までロンドンの美術館であるウェルカム・コレクションで開催された「Souzou:Outsider Art from Japan」は、約94,000人もの来場者を記録し、大変な話題となっています。

国内アール・ブリュット作家の中で国内はもとより、海外でも高い評価を受けている作家が出雲市に二人在住しています。その二人が今回紹介する勝部翔太氏と戸舎清志氏です。二人の作品は国内外の様々な展覧会で紹介されました。2014年11月には出雲サンホーム(出雲市神西沖町)で島根県初めてのアール・ブリュット展が開催され、二人の作品も展示され、2015年12月にはホテル武志山荘(出雲市今市町)で二人の作品を紹介する「アール・ブリュット出雲二人展」が開催されました。
今回は、古代出雲歴史博物館のエントランスホールで二人の作品を展示し、来館者へアール・ブリュットへの関心を持っていただくことを目的とします。また、特別展示として、熊本県在住の松本寛庸氏と藤岡祐機氏の作品も展示します。


【展示概要】
(1)勝部翔太
1991年生まれ。出雲市在住。「アルタイ」という袋などの口を括るための針金を元に作り上げた3センチ程の人形。作品は、オランダ、イギリス、スイスでも展示され、既にイギリスの美術館にも収蔵されている。今回は25点を展示する。

(2)戸舎清志
1969年生まれ。出雲市在住。何の変哲もないように見える俯瞰図であるが、よく見ると車が道路や庭にびっしりと詰まっている。2013年の「産経はばたけアート公募展」で大賞を受賞し、様々な展覧会に出品され、2016年パリ、2017年スイスで開催される展覧会の出品候補作品となっている。今回は10点を展示する。

(3)藤岡裕機
1993年生まれ。熊本市在住。広告や展覧会のチラシなどの紙を使い、1mmにも満たない間隔で鯨のひげのように紙を切る。作品は、日本・スイス国交樹立150周年事業「ART BRUT JAPAN SCHWEIZ」(2014年 スイス ラガーハウスミュージアム)に出展された。今回は10点を展示する。

(4)松本寛庸
1991年生まれ。熊本県山鹿市在住。不思議な形の極小な単位が一つ一つ増殖してゆき、濃密な世界を形作っている。作品は、「ART BRUT JAPONAIS」展(2010-2011年フランス パリ市立アル・サン・ピエール美術館)などに出品した。今回は2点を展示する。


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