ホーム > ニュース一覧>4月19日〜6月19日常設展期間限定ミニ展示「たたら製鉄と金屋子信仰」

4月19日〜6月19日
常設展期間限定ミニ展示「たたら製鉄と金屋子信仰」

【画像上】金屋子神図(卜蔵家旧蔵)<br>【画像下】金屋子神像(立石鈩)
【画像上】金屋子神図(卜蔵家旧蔵)
【画像下】金屋子神像(立石鈩)

たたら製鉄は、わが国古来の製鉄法です。その中心は中国山地にあり、最盛期の江戸時代〜明治時代初期には国内随一の鉄生産量を誇りました。

たたら製鉄をめぐっては、安来市・雲南市・奥出雲町が構成する鉄の道文化圏推進協議会が申請した「出雲国たたら風土記」が、2016年春、日本遺産に認定されました。また、2017年5月には錦織良成監督の映画「たたら侍」が公開されるなど、次第に関心が高まりつつあります。

今回の展示では、たたら製鉄をその守護神である金屋子神の信仰から紹介します。



【会期】
2017年4月19日(水)〜6月19日(月)
※会期中の休館日5月23日(火)


【会場】
古代出雲歴史博物館 常設展テーマ別展示室 出雲大社コーナー


【料金】
常設展チケットまたは年間パスポートで観覧できます。



【展示詳細】
ケース1:金屋子神と金屋子神社

金屋子神は、たたらで働く人々の厚い信仰を受けました。『鉄山秘書』は、金屋子神は播磨より白鷺に乗って出雲に飛来し、製鉄技術を伝授したとします。一方、「金山姫宮縁記」は、奥州から備中を経て出雲に製鉄法が伝えられたとしており、江戸時代に広く流布していたのは後者であるとの指摘もあります。両者に共通するのは、金屋子神が出雲能義郡比田で製鉄技術を伝えたとする点です。安来市広瀬町西比田の金屋子神社は、こうした伝承を背景とする社で、現在も製鉄・金属加工関係者の信仰を集めています。

[主な展示品]
・金屋子神図(長塩雪山筆 奧出雲の有力鉄師 卜蔵家旧蔵品)
・金屋子神図(堀江有声筆)
・鉄山秘書写(俵國一本)

       
       
ケース2:立石鈩の金屋子信仰

立石鈩は、飯石郡飯南町小田に所在し、同町下来島を本拠とした永田家、雲南市吉田町の田部家などにより経営されました。同鈩の村下を勤めた旧家に伝わった製鉄関連資料は、田部家が経営した1901〜1906(明治34〜39)年頃のものを中心としますが、製鉄炉の構築・操業から金屋子信仰まで、たたら製鉄の全体像を示すものです。古代出雲歴史博物館は、昨年、この製鉄関連資料の寄贈を受けました。今回は、その初公開となります。

[主な展示品]
・金屋子神図
・金屋子神像
・銑鉄製鳥居
・製鉄関連用具各種




また、今回の「たたら製鉄と金屋子信仰」に関連して2017年5月27日(土)に講演会を開催します。

講演会の詳細・お申込み

 
島根県立古代出雲歴史博物館 (開館時間アクセス)
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東99番地4
Phone: (0853)53-8600 Facsimile: (0853)53-5350