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柳神楽
(鹿足郡津和野町柳村)

短編(04'43")

公開編(30'00")


柳神楽保持者会
鹿足郡独自の六調子神楽を保持しています。明治初期、付近一帯の総氏神である三渡(みわたり)八幡宮の神主、水津運興(うんこう)から柳村の若者に伝授されたのが柳(やなぎ)神楽の始まりです。現在では鹿足郡内も八調子神楽が多数派となり、旧来の六調子の舞を保持しているのは他に吉賀町の抜月神楽などがあるのみとなっています。なかでも鹿足郡旧来の神職神楽の姿を最も忠実に受け継いでいるのは、柳神楽と思われます。囃子や舞は一定のパターンや型が厳格に決まっており、その組み合わせで成り立っています。鹿足郡より東の石見神楽とは一線を画す神楽です。演目内容は他の石見神楽とほぼ共通していますが、鬼が鬼棒に加えて扇を持って舞うのは鹿足郡の舞のみです。鬼が扇を持つのは山口県方面の神楽にあり、柳神楽の舞には、隣接する山口県方面の神楽との関連性が窺われます。古面・古衣裳は島根県指定有形民俗文化財となっています。島根県指定無形民俗文化財。

(平成6年撮影)

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