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弥栄神社鷺舞
(鹿足郡津和野町)

短編(05'33")

公開編(35'08")


弥栄神社の鷺舞保存会
弥栄(やさか)神社の「鷺舞(さぎまい)」は、「弥栄神社の鷺舞保存会」によって継承され、同社例大祭期間の神幸(しんこう)日7月20日と、還幸(かんこう)日7月27日、さらに近年では7月24日の中日も加えて、年3度舞われています。
その起源は、京都祇園会(ぎおんえ)で行われていた鷺舞を、戦国期に大内(おおうち)氏が山口に導入し、それを吉見氏が津和野に持ち込んだと伝えられています。しかしこの吉見(よしみ)氏時代の鷺舞は、関ヶ原の戦い後の吉見氏の移封により廃絶し、その後17世紀半ばに、津和野の町人2人が京都の鷺舞を直接伝習して再興したと伝えています。
鷺舞を演じる「鷺舞役者」は、「舞方(まいかた)」として鷺役2名・棒振(ぼうふり)役2名・羯鼓(かっこ)役2名、「囃方(はやしかた)」として太鼓役2名・鐘(かね)役2名・小鼓役2名・笛役2名、「唄方(うたかた)」として6名、の総計20名で構成されています。また、鷺舞を含めて例大祭全体を差配する「頭屋(とうや)」も重要な役割を果たしています。鷺舞は、祭礼と芸能への頭屋制の関わりを考える上で貴重な好事例と言えます。国指定重要無形民俗文化財。

(平成14年撮影)

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