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イベント

ミニ企画「屋根裏のオフダ」

開催期間
2024年05月22日~2024年07月15日
開催場所
古代出雲歴史博物館 常設展示室

 旧家の屋根裏や蔵の中から、神社・寺院の古いお札(ふだ)が大量に見つかることがあります。これは、「お札をたくさん集めると、厄除けや雷避けのご利益(りやく)がある」という信仰があったためです。今回のミニ企画では、そのような経緯で島根県内のお宅に保管されていた江戸~明治時代のお札と、それにまつわる品々を特集展示します。
 お札の発行元は近隣に限らず、京都や伊勢など遠く離れた社寺のものが含まれています。江戸時代、社寺参拝を目的とした旅は民衆の大きな楽しみで、旅先でもらったお札を持ち帰ったとみられます。また、江戸時代の有力社寺には御師(おし)・太夫(たゆう)と呼ばれる布教者がおり、全国各地の村々をまわって信者にお札を配り歩いていました。人々は毎年、新しいお札をもらうことで、容易に参拝できない遠方の社寺からご利益を得ようとしていたのです。今回のミニ企画「屋根裏のオフダ」では、お札を集めることで神仏にすがり、平安を祈った人々の信仰文化をご紹介します。





関連リンク
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お問い合せ:古代出雲歴史博物館 電話0853-53-8600

 

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