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「音曲の神さま-美保神社奉納鳴物-」

リーフレット 島根半島の東端、松江市美保関町美保関(みほのせきちょうみほのせき)にある美保神社は、事代主神と三穂津姫命を主祭神とする神社で、古くは『出雲国風土記』に「美保社」と出てきます。
事代主神は、みなさんもご存知の『古事記』『日本書紀』に登場する神さまで、大国主神の御子神として大国主神とともに国譲りを受諾した神さまです。このとき、乗っていた船を青柴垣(あおふしがき)に変えて、そこに隠れたとされています。
また、高天原の使者が乗ってきた船は熊野諸手船(くまのもろたぶね)と呼ばれています。こうした神話に因む神事が、かの有名な「青柴垣神事(4月7日)」と「諸手船神事(12月3日)」であります。

中世から近世にかけて海上交通が発達し、美保関は海上交通の要衝として大きく栄えました。人と物の往来を通じて、美保神社への信仰も高まり、福神として知られるエビス神と習合し、「明神さま」「エビスさま」と親しまれてきました。
そして、美保の神さまは鳴物が好きであるとの習俗が広く伝わり、これまでたくさんの楽器が奉納されてきました。

戦国時代から明治時代にかけての太鼓や小鼓などの打楽器、横笛や縦笛などの管楽器、三味線や琴などの弦楽器、アコーディオン、オルゴール、ハーモニカ、そして楽器のおもちゃまで多岐にわたり、その点数は846点にもなります。(全て国の重要有形民俗文化財指定)

この展示では、この奉納鳴物を一堂に公開。(66点)
日本で最も古いオルゴールをはじめ、時代を超えて伝えられてきた数々の楽器に出会えます。もしかしたら、音も聞けるかも!


■会期:2011年5月29日(日)〜7月3日(日)
■会期中の休館日:6月21日(火)
■会場:島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室


観覧料

(この展示は常設展チケットで観覧いただけます。)
常設展一般600円(団体480円)
大学生400円(団体320円)
小中高生200円(団体160円)

※団体は20名以上です。
※小・中・高生の学校教育活動での観覧は無料(観覧料減免申請書の提出が必要)です。
※障害者手帳をお持ちの方、及びその付添人(手帳保持者1人につき、1人まで)は無料です。
古代出雲歴史博物館年間パスポートでご覧いただけます。



出品目録のダウンロード

展示構成と主な出品物


1ゑびすさまの本宮 美保神社
 ・事代主神(コトシロヌシ)と三穂津姫命(ミホツヒメ)御神影図、現在授与されている神影図、江戸〜昭和にかけての美保関港絵図
   ※事代主神の母神

  

美保神社(現在)
美保神社(現在)
旧拝殿写真(文化10年〜大正期)
旧拝殿写真(文化10年〜大正期)
美保関港古図<br>明治14年奉納
美保関港古図
明治14年奉納


2青柴垣神事と諸手船神事
 ・青柴垣神事絵巻、諸手船神事絵巻、諸手船神事に使用されるマッカ(諸手船の舳先に立てるもの)、櫂(かい)、衣装、幟

蒼柴籬(あおふしがき)神事絵巻物 美保神社で行われる神事の中で、最も広く知られている神事が「4月7日に行われる青柴垣神事(あおふしがきしんじ)」と「12月3日に行われる諸手船神事(もろたぶねしんじ)」です。
青柴垣神事は、国譲りを承諾した事代主神が、乗っていた船を傾けて、天の逆手を拍って青柴垣に変えて籠もられた、という神話にちなむ神事とされています。

諸手船神事絵巻 また、諸手船神事も、国譲りを問うために高天原から送られた使者が、諸手船に乗っていたことにちなむ神事とされています。


3奉納鳴物
 ・打楽器(鼕、太鼓、能太鼓、楽太鼓、小鼓、洋式太鼓、陣太鼓、羯鼓)、管楽器(龍笛、能笛、縦笛、横笛、篠笛、鳳笙、尺八、一節切)、弦楽器(三味線、筑紫琴、和琴、月琴、八雲琴、出雲琴、七絃琴、琵琶)、その他(玉鈴、駅鈴、五鈴鏡、拍子木、オルゴール、風琴、岩笛)、玩具(三味線、小矢倉鈴、笙、ハーモニカ、琴)

日本最古のオルゴール<br>現在でも音色を奏でることができる。展覧会会場では事前に録音した資料音源を流します。
日本最古のオルゴール
現在でも音色を奏でることができる。展覧会会場では事前に録音した資料音源を流します。
月琴
月琴
能太鼓
能太鼓

 
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