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いわみもの -暮らしを形づくる石見のやきもの

いわみもの -暮らしを形づくる石見のやきもの


「いわみもの」とは新しい言葉です。

この展覧会では、島根県西部、石見地域の職人のたゆまぬ努力で作られた魅力的な品物をそう名付けました。やきもの・瓦・和紙などが属します。

 石見のやきもの、「石見焼」は島根県の西部「石見地域」において、江戸時代後期から作られている生活陶器のことです。製品のなかでも「はんど(はんどう)」と呼ばれる赤茶色の甕はとくに有名で、石見焼の代名詞ともなっています。

この石見焼がいつ、どこで、どのような技術を用いて誕生したのか。そして、明治時代の文明開化・博覧会の時代から大正時代の大量消費社会の到来へ、変化する社会状況のなかで、どのように生産量を増やし販路を拡大していったのか。

古代文化センターでは平成25~27年度、テーマ研究事業「近世・近代の石見焼の研究」において、こうした研究課題に取り組みました。本展覧会では、考古学・文献史学の研究成果にくわえて、石見焼と民藝運動の関わり、石見焼・石州瓦によって作り出された景観に対するまなざしについても紹介する予定です。

長い歴史と伝統をもち、いまも私たちの暮らしのなかにしっかりと根づいている「いわみもの」。地域ブランドとゆたかな暮らしのありかたについても、あらためて見直す展覧会にしたいと考えています。



観覧料
展示構成
関連講座
ギャラリートーク・ワークショップ
図録
ものづくり体験ワークショップ(温泉津会場・江津会場)



動画




会期


2016年7月22日(金)~9月25日(日)
会期中の休館日:8月16日(火)、9月20日(火)

■開館時間/午前9時~午後6時
  ※7月22日(金)は開会式のため、午前10時からの入場となります。
  ※入館は、閉館時間の30分前まで
■会場/島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室

◆主催/島根県立古代出雲歴史博物館・島根県古代文化センター
◆特別協力/石見陶器工業協同組合、NPO法人石見ものづくり工房、石州瓦工業組合
◆後援/朝日新聞松江総局、産経新聞松江支局、日本経済新聞社松江支局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、中国新聞社、山陰中央新報社、島根日日新聞社、新日本海新聞社、共同通信社松江支局、時事通信社松江支局、NHK松江放送局、TSK山陰中央テレビ、テレビ朝日松江支局、日本海テレビ、BSS山陰放送、エフエム山陰、石見ケーブルビジョン株式会社、出雲ケーブルビジョン、山陰ケーブルビジョン、ひらたCATV株式会社

石見焼の代表的製品 甕「はんど(はんどう)」<br>島根県埋蔵文化財調査センター所蔵
石見焼の代表的製品 甕「はんど(はんどう)」
島根県埋蔵文化財調査センター所蔵
大田市温泉津(ゆのつ)町の窯場で使用されていた印章類<br>温泉津やきもの館所蔵
大田市温泉津(ゆのつ)町の窯場で使用されていた印章類
温泉津やきもの館所蔵
底面に窯印(工場印)・器種・容量・等級が墨で書かれた蓋壺
底面に窯印(工場印)・器種・容量・等級が墨で書かれた蓋壺

観覧料


企画展「いわみもの」当日券団体券WEB限定
チケット
(前売券)
一般企画展700円560円 -
常設展とのセット券1,000円800円800円
大学生企画展400円320円 -
常設展とのセット券600円480円 -
小中高生企画展200円160円 -
常設展とのセット券300円240円 -

※前売券は2016年6月23日(木)~9月25日(日)までweb(前売引換券)申し込みが可能です。
※Web申し込みは6月23日から行えますが、会場での引換は会期中にしか行えません。
※( )内は団体料金です。
※団体は20名以上です。団体見学申し込み
※小中高生は第三日曜日の観覧料が無料です。
※小中高生の学校教育活動での観覧は無料(観覧料減免申請書の提出が必要)です。
※障がい者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳)をお持ちの方、及びその付添人(手帳保持者1人につき、付添人1人まで)は無料です。
※外国籍のお客様は、受付にてパスポート及び在留カード又は特別永住者証明書をご提示いただきますと、料金が半額になります。(この場合、団体割引など各種割引との併用はできません。)
ミュージアムパスポートでご覧いただけます


展示構成


Prologue
いざ!いわみもの


1   >
集合!いわみもの

いわみものは新しい言葉です。石見焼と石州瓦など代表的な「いわみもの」を紹介します。

2   >
誕生!いわみもの

石見焼はいつ、どこで誕生し、その技術はどこからもたらされたのかに迫ります。

3   >
鮮烈!いわみもの

赤瓦の町並みと巨大な登り窯。石見を代表する景観とシンボルカラー「赤」の魅力に注目します。

4   >
躍動!いわみもの

石見の職人たちが西日本各地に残した活動の軌跡をたどります。

5   >
煌星(きらぼし)!いわみもの

日本の近代化の歩みのなかで、石見が光り輝く産地のひとつとなっていく、その道程を探ります。

TOPIC 
「いわみものと民藝」

柳宗悦が石見の国で見いだした焼き物「喜阿弥焼」(きあみやき:益田市)を紹介します。

6   >
奮闘!いわみもの

大正時代、石見のやきものが形づくってきた「暮らし」はどのように変化したかを考えます。

Epilogue
もっと!いわみもの




関連講座

講座の様子
いわみもの関連講座1
いわみものヒストリー


[日時]2016年7月30日(土)14:00~15:30
[場所]古代出雲歴史博物館 講義室
[講師]
 島根県立古代出雲歴史博物館 専門学芸員 間野大丞/専門研究員 東森 晋
 島根県教育庁文化財課 専門研究員 矢野健太郎/特任研究員 中安恵一
[料金]無料
[定員]100名 (要事前申し込み)


いわみもの関連講座2
海をわたった石見のやきもの


[日時]2016年8月27日(土)14:00~15:30
[場所]古代出雲歴史博物館 講義室
[講師]阿部志朗 氏(浜田高校教諭)
[料金]無料
[定員]100名 (要事前申し込み)


いわみもの特別講座
いまなぜ民藝か-素であること、その後


[日時]2016年9月11日(日)14:00~15:30
[場所]古代出雲歴史博物館 講義室
[講師]鞍田 崇 氏(明治大学理工学部専任准教授)
[料金]無料
[定員]100名 (要事前申し込み)



ギャラリートークプラス


学芸員による展示解説プラス1テーマ解説
ギャラリートークの様子
[日にち]
2016年8月20日(土)「石見焼・石州瓦のはじまり」
2016年9月3日(土)「古文書にみる石見焼」


9月25日(日)クロージングイベント(ギャラリートーク)開催

・11:00~12:00
・14:00~15:00
・16:00~17:00


[場所]時間までに 特別展示室入口にお越しください
[料金]企画展観覧料またはミュージアムパスポートが必要です
[定員]特になし (当日申し込み)



ワークショップ


いわみものフラワーアレンジメント教室
フラワーアレンジメント

[日時]2016年9月4日(日)14:00~15:30
[場所]古代出雲歴史博物館 体験工房
[講師]多々納和子 氏(装花作家・buis代表)
[料金]2000円(花器・花代込み)
[定員]20名 (先着順・要事前申し込み)
定員になりましたので、受付を終了しました。






図録



本展覧会図録 企画展 いわみもの-暮らしを形づくる石見のやきもの
1200円(税抜)

館内ミュージアムショップにて販売します。
その他の書籍については、こちらへどうぞ。

※重要)企画展「いわみもの」図録お買い上げのお客様へ







ものづくり体験ワークショップ 
   温泉津会場【事前申込制】    


※このイベントは終了しました。

親子で陶器の「あかりとり」を製作し、重要伝統的建造物群保存地区温泉津のまちなみに飾り付けます。
点灯したあかりとり
イベント名日時場所料金定員
「あかりとり」作り7月16日(土)
14時~16時
温泉津やきもの館無料小学生40名とその保護者

※2回とも参加できる方
「あかりとり」設置
※7月30日・8月20日の夜神楽の照明として使用
7月30日(土)
19時~20時
龍御前神社および旅館

お申し込み先:
温泉津やきもの館
〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津イ22-2
phone:0855-65-4139



ものづくり体験ワークショップ 
   江津会場【事前申込制】       


※このイベントは終了しました。

夏休みの思い出にロクロを使った陶器作りに挑戦してみませんか?伝統的工芸品「石見焼」の窯元が指導します。
ろくろ体験
イベント名日時場所料金定員
夏休みロクロ体験
お茶碗作りにチャレンジ!
7月31日(日)
10時~12時
13時~15時
石央地域地場産業振興センター無料小・中学生
午前・午後各30名
親子でも参加できます

※作品は石見焼窯元で焼成。完成品展示・受け渡し・記念撮影は、8月28日(日)10時~11時に行います。


申し込み事項
お名前・ご住所・電話番号・参加人数・参加者氏名・年齢
※申し込みの際の個人情報はこの事業の運営のみに使用します。

お申し込み先:
石見陶器工業協同組合事務局
〒699-2841 島根県江津市後地町1315
fax:0855-57-0155

 

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